中3S子: 先生、私ね、墨田区の『税についての作文』に入選
して、表彰式に行ってきたの。
わたし : それはすごいな。たいしたもんだ、S子は。
S 子 : ありがとうございます。
表彰式が終わると、別室には、ごちそうが用意
され、ビールやお酒がきれいに並べられていたの。
わたし : ラッキーだね。おいしかった?
S 子 : 違うの、先生。私達を選考した役員さん達が
慰労会みたいなものをするんだって。
わたし : それは残念だったね。
S 子 : ところで先生、ひょっとして、あのごちそうや
お酒って、私達の『税金』から出ているん
ですか?!
わたし : That’s right ! You’re right !
S子はなんて鋭い子なんだ。
S子なりに、「これってひょっとしたら、税金の無駄遣い
じゃない?」という嗅覚が働いたのです。感性的であり
ながらも、中3として、すばらしい社会認識力といえます。
生徒たちによく言います。「国民が無知になればなる
ほど、横暴な権力者が出現し、悪性がはびこり、
生きにくい社会になってしまうんだ」と。
『何のために勉強するのか?』の解のひとつ。
『優しさあふれる社会を作っていくため。』と答えます。
お問い合わせ
0120-630-133