塾長ブログ

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ある生徒とのコバナシ ~その1~

2012.12.15 塾長ブログ

中3S子: 先生、私ね、墨田区の『税についての作文』に入選

       して、表彰式に行ってきたの。

わたし : それはすごいな。たいしたもんだ、S子は。

S 子 : ありがとうございます。

      表彰式が終わると、別室には、ごちそうが用意

      され、ビールやお酒がきれいに並べられていたの。

わたし : ラッキーだね。おいしかった?

S 子 : 違うの、先生。私達を選考した役員さん達

      慰労会みたいなものをするんだって。

わたし : それは残念だったね。

S 子 : ところで先生、ひょっとして、あのごちそうや

      お酒って、私達の『税金』から出ているん

      ですか?!

わたし : That’s right ! You’re right !

       S子はなんて鋭い子なんだ。



S子なりに、「これってひょっとしたら、税金の無駄遣い

じゃない?」という嗅覚が働いたのです。感性的であり

ながらも、中3として、すばらしい社会認識力といえます。

生徒たちによく言います。「国民が無知になればなる

 

ほど、横暴な権力者が出現し、悪性がはびこり、

生きにくい社会になってしまうんだ」と。

『何のために勉強するのか?』の解のひとつ。

『優しさあふれる社会を作っていくため。』と答えます。

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