墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
前回ブログでは、「( )式穴埋め問題」の作成が、暗記教科では効率が良いことを説明いたしました。
「勉強のやり方がわからない」という生徒の多くは、こうした時間のかかる地道な作業から逃げてしまう傾向があります。
やるべき作業は自覚しているのですが、“やりたくない・やる気がない”ゆえ、「勉強のやり方がわからない」と逃げ口上を親に言ってくるケースが目立ちますね。
子どもの側から投げかけられる「勉強のやり方がわからない」という発句は、「勉強なんかしたくない」という“嘆き”です。
ひとつ付け加えておかなければならないことは、「勉強から逃げている」のではなく、学習障害や境界知能など作業能力的にみて厳しい生徒の存在です。教師、親は注意を要します。
中学1年の生徒が今、質問に来ました。「問3の答えがわかりません。」
学校で配られた理科のワークです。答え・解説集は渡されていません。
大問の表題は「種子のない植物」とあります。わたしは即答することなく、「教科書を開いて、『種子のない植物』のところをすべて読んでみな。そこに載っている写真とその説明文も読んで、それでもわからなければ、また来て。待っているから。」
案の定、再び質問に来ることはありませんでした。
個人塾だと親切な大学生が、手取り足取り教えてくれることでしょう。生徒にとっては楽ちんです。しかし、……。
お分かりですね。中学1年の生徒にとって、また初めての定期テスト勉強で必要なこととは?
日常の学習においても、受験勉強においても、大切なのは『生徒の教師からの自立』です。
わからない場面に出くわした時、安易にも答えを教えてしまうのではなく、その克服の手段や乗り越える方法を教授することが教師の役割です。
こうした関わりを辛抱強く続けていく中で、生徒とのより強いラポール(信頼関係)も築けていけるとわたしは信じています。
本日もお読みいただきありがとうございます。
あと10分で14:00になります。
個人面談週間になっていて、本日は4名の保護者の方(うち1名は入塾希望者)と予定しています。どんな話が聞けるか、楽しみにしています。
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