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“ナルヨウニナル シンパイスルナ”

2020.12.20 塾長ブログ

机の上にうず高く積まれた本。書棚に入りきらないという言い訳もあるのですが、ダラシナサ120%です。時間とお金には几帳面なわたしも、私的な空間の整理整頓となると、ゴメンナサイ。

『コロナ後の世界を生きる』『コロナ後の世界』『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』『コロナ後の教育へ』……。この種の本を読みあさっていたのですが、もうやめにしました。医療崩壊、従事者の心身の疲弊、自殺者の急増、企業倒産に解雇、雇い止め、貧困者の増大……と、「コロナ後」の展望むなしく、現状に押しつぶされてしまうありさま。

冬になれば感染者が増え、医療を圧迫することは自明だったにもかかわらず、政府や都は動かなかった。いや、怠慢?無能無策?ゆえ、動けなかった。自衛隊にまで医療従事者の派遣を要請する中にあって、たとえて言えば、大型台風で河川が氾濫しているまさにその時に、「旅行に行ってください、お金を補助しますから」というのはどうみても滑稽ではないですか!? 人命の救助に必死になっている医療従事者を横目に、「感染に気を付けて楽しいご旅行を!」とスガ総理が勧めているようなもの。わたしが医者や看護師であったなら、もうやってられません。

「禍は福」(禍を転じて福と為す)は源平盛衰記にある言葉。

何があっても絶望してはなりませんね。命を絶ってはいけません。明けない夜はないと信じて、1日1日を淡々と過ごしてまいりましょう。

いつも不満に思いながら聞き流しているのですが、あの専門家会議やら分科会の会長の弁。

何が不満かと言えば、メンバーに心の専門家(精神科医、臨床心理士など)が不在なこと、心の不調を整えてくれるような答弁が欲しいということです。

過度の外出自粛は、子どもから大人、高齢者まであらゆる年代層に健康障害のみならず、うつや自殺のリスクを高めてしまうことに直結します。これに加えて、お金といった経済問題が絡んでくると誰だって心が持たなくなってしまいます。

心の専門家ならば、国民に向かって政府答弁とは真逆な訴えをするのではないでしょうか。

「国民の皆さん、どうか気を緩めてください。気が張っていたら、心が持ちませんよ。毎日陽を浴びてください。外に出て少しの汗をかいてください。スマホやオンラインで人と会話をいっぱいしてください。オンライン飲み会をどんどんやってください。楽しみを見つけて励んでください。そしてたくさん笑ってください。心に不調をきたしたら、○○に連絡してください。お金のことで困ったら、△△に一報ください。解決の道は必ずあります。政府が、東京都があなたの生活と命を守りますから安心してください。」

これははたして夢物語なのでしょうか。

医学者や感染学者、経済学者だけの会議では不十分極まりない。

 

「国民のために働く内閣」と大風呂敷を広げたガース総理は、今どこにいるのでしょうか。

きっと部屋にこもって、官僚の書いた作文の音読練習でもしているのでしょう(←皮肉たっぷり!)。

こうした窮屈で耐え忍ぶ毎日にあって、栄養・睡眠・運動のほかに、心に響く言葉も欲しいですね。

ゲーテのこんなのはどうでしょうか。

「空気と光と友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない。」

「友人」を「家族」と置き換えてもいいですね。

 

一休さんの遺言状からも。直截的で、私は大好きです。「ナルヨウニナル シンパイスルナ」

※冬期講習が始まります。手洗いと消毒、換気は徹底しています。教室の前の窓、そして出入り口のドアは常時開放しています。さらには扇風機、アクリルシートで教師側からの飛散を防止しています。

お体には十分にご留意され、良き新年をお迎えください。この1年、ありがとうございました。(12月9日付)

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