塾長ブログ

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中学部 保護者の皆様へのお便り(塾内通信9月号より)

2016.09.26 塾長ブログ

             ≪中学1年≫

時間は子どもたちを確実に成長させます。

この9月に入ってやっと!小学7年生が中学1年生になりました。中学から入室してくれた生徒たちの幼さと勉強への取り組みの到らなさ、修正するのに思いのほか時間がかかりました。男女問わず私に叱られ、怒鳴られ、帰宅させられながらここまで来ました。勉強をする上での最低限の作法は身に付きました。何しろ、自分一人では勉強を進めることができていなかったのです。わからないとすぐに人に聞いたり、飽きてくると平気で友達に話しかけたり、本人たちにマナー違反という自覚がないゆえ、余計に手間がかかりました。手間がかかるほど、子どもたちがかわいく思えたりもするのですが。

勉強の作法はできてきました。あとは成績です。正直なところ、小学校時代の不勉強のツケが多すぎて、標準的な成績に達しない生徒もちらほら。3年計画で様々な仕掛けを繰り出しながら、徐々に上げていきたいと思っています。小学生に弟や妹がいらっしゃいましたら、早めに、特に勉強に向いてないなと感じられましたら、4年生位から入室させて下さい。小6からでは遅すぎます。

≪中学2年生≫

男女とも真面目な子が集まったクラスです。成績上位者もちらほらいて、授業の雰囲気は落ち着いています。“中2の中だるみ現象”も見られず、鍛えようによってはおもしろい結果が期待できそうです。

今月の『いずみ』でもふれたスマホ。休み時間になると一斉にスマホの画面に目が集中します。

高校生A君。中3の12月頃でしたか、私の部屋に来て「先生、スマホ預かってください」と。私は理由を聞くこともなく、「都立入試が終わるまで責任をもって預かっておく。期待しているぞ、がんばれよ!」と一言。スマホが邪魔になる時がいつの日かやって来ます。中3にもなってまだはまっていたらアウト。特に気を付けるのは、自己管理がうまくできない子の場合。スマホに費やす時間が数時間にまで及ぶことも。成績は確実に落ちますし、高校受験どころの話ではなくなります。

 

これは!? そうです、

購入時に子どもとどんな口約束をかわそうとも、親に全面的な責任があります。子どもを叱るより、安易にスマホを買い与えた親のほうが反省すべきですね。

実は生徒に話してあるんです。「スマホが邪魔になったら、いつでも預かるよ。塾の先生に取り上げられた、とでも言っておきな」。

≪中学3年生≫

夏休み前のVもぎの結果。すごかったですね。塾内の5教科平均偏差値が、59.4。小松川高校のレベルです。

 

ところが9月のVもぎでは、期待通りの数値が得られなかった生徒が少なくありませんでした。

 

4つほど要因を挙げておきます。

 

①自然要因。成績は直線的に伸びていくわけではありません。上下を繰り返しながら、最終的に大きな伸びを示せればよいのです。来年の2月にピークが迎えられるようもっていきます。1回のテスト結果に一喜一憂しないことです。②部活その他で夏期講習や8月の集中授業に欠席が多かった生徒、やはり良くないですね。③宿題、復習、プリント管理、時間の管理等、セルフ・コントロールに甘さをもっている生徒は、やはり成績は伸びません。自己管理能力と成績は比例します。④読解力、論理力を苦手とする生徒、Vもぎや入試問題の長文化にうまく対応できなくなります。『学力≒読書量』です。ウエルの小学部が徹底して読書に向かわせているゆえんです。

人間誰しも弱点や欠点があります。それを徹底的に自覚化させ、修正・強化させることもあれば、逆にその弱点は一旦わきに置いてその子の長所を伸ばしていくケースもあります。一人ひとりに声をかけながら最後まで寄り添ってまいります。

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