塾長ブログ

塾長からの手紙
学力アップの鍵は、○○にあります！！

日中の暑さはなお厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
東向島で３３年・ウエル学院、塾長の平野です。あなた様に必ずお役
に立つ最新の教育情報をご提供いたします。

授業をしていて、最近特に感じていること。それは、国語を苦手とする子が増えていることです。まずは語彙力（言葉の数）が不足しています。わたしも反省するところですが、親の多忙が子どもとの会話時間を奪い、じっくりと言葉を交わす機会が減っていること。さらに、スマホやゲームに充てる時間が長くなり（小学生の５１．９％が１日に「３時間以上！」）、親子の会話量が、そして読書に向かう時間が圧倒的に少なくなっていること。語彙力の不足と読解力の低下が、まさしく国語を苦手とする一番の原因です。国語が苦手だと、英語や算数はじめすべての教科にも負の影響を与えてしまいます。

数年先のことになりますが、“心の準備”だけはしておきましょう。愛するお子様のためにも、以下の入試傾向をいまから周知してください。

都立中高一貫校も私立中学も、そして高校入試も、すべてが『大学入学共通テスト』（かつてのセンター試験）を意識して、まねて作成するようになってきました。

共通テストの特徴は、問題文がやたらに、いたずらに長いことです。英・数・国・社・理すべての科目に言えることで、『速読速解力』に長けた学生でないと太刀打ちできなくなりました。例えば国語。４００字原稿用紙５０枚分を８０分で読み込んで、解かなければなりません。英語は、１分あたり７５語というとてつもないスピード読みが求められています。数学も同様な傾向です。『スピード感ある読解力』、これが共通テストや入学試験克服のキー・ワードです。忘れないでください。

共通テストの特徴の２つ目は、複数の資料やグラフを同時に読み込み、設問に答えるといった『頭の器用さ』　『素早い情報処理能力』が求められています。『知識暗記型』の学習スタイルだけではおぼつかない、『思考力』　『判断力』が問われる問題が主流となってきました。

こうした現状の中で、ママさん・パパさんは自分の子に何をしてあげることができるのでしょうか？お金を掛けなくても、　塾に通わせなくても、最低限のことはできます。

それは、ひと言、『読書』　『読書好きな子に育てる』　以外ありません。

雑誌　『週刊新潮』（１月20日号）にこんな見出しとリードがおどっていました。
「経済力の学力格差を乗り越える方策は読書～裕福・「学習塾」漬けでも親が読書嫌いなら子の成績は下位　　「経済格差」「遺伝」より「本のある環境」が勝る。　ちょっとした読書習慣を持つか否かが、子どもたちの将来を大きく変えることが分かってきたのだ。～」（心理学者・榎本博明　監修）

読書はなにより、楽しみのひとつです、喜びです、感動です、知的好奇心を満たしてくれます。そして、読解力や語彙力を獲得し、知的な発達を促進させ、学力を向上させてくれます。そればかりか、論理的思考、自己肯定感、未来志向、意欲など非認知能力にも子ども時代の読書頻度が影響していることが分かってきました。

読書というこの上ない素晴らしい“宝物”、あなたの創意と工夫でわが子に手渡してあげてください。中学生になると、スマホの誘惑に負けてしまう子が続出します。しかし、小学生時代に読書の経験をたくさん積んだ子は、スマホに毒されることはほとんどありません。１日に３時間もスマホ漬けになっているわが子の姿を想像してみてください。ゾッとしますね。

そこで、お願いがあります。あなたのお子様を 『ちびっ子読書人』 に育てあげましょう。ママでもパパでも家族のだれでも結構です。わが子と一緒に、毎日、テレビを消して、その子の読書持久力にあった時間（１０分でも１５分でも）を決めて、書に向かってください。さりげなく、どんな話だった？と聞いてみるのもよいでしょう。図書館で借りられるだけ借りてください。図書館や、大型書店には頻繁に足を向けるようにしてください。

ウエル学院の小学部は、算数もきちっとやりますが、国語に特化した塾です。授業時間中、年間で、小２・３年生は７３作品、４年生は８７作品、５年生は９６作品、６年生は１００作品以上、それも名作ばかり、読破していきます。入室３か月もたつと、読書嫌いだった生徒も皆例外なく、１時間以上、集中して本に向かうことができるようになります。これは立派な生涯財産です。

読解問題集を解いて答え合わせをする、こうした従来型の国語の授業では、残念ながら読解力は身につきません。ウエル学院では、名作を読破していくだけでなく、『小学生新聞』の一面を読みます。１２０字の『要約作業』に取り組みます。そして『記述中心の読解問題』を毎日解き、わたしとの個人指導で作文力と読解力向上のための㊙ルールを学んでいきます。

入試に限らず、読解力、国語力はすべての教科のベースとなり、生きていく上で大きな力になってくれます。プログラミングや英語など、読書に時間を充てている子にとっては何の苦労もなく吸収しています。中学入学後に伸びる学力（“先伸び学力”“見えない学力”）を身につけさせます。

ぜひあなたのお子様を体験に参加させて下さい。お電話お待ちしています。
末筆ですが、連日の熱帯夜、どうかお身体にお気を付けください。　　　塾長　平野雅春

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