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学年紹介 ~この点に注意してください!~

2021.02.19 塾長ブログ

保護者の皆様、体調はいかがですか。お疲れではありませんか。無理をなさらず、休息に心がけてください。「骨休み」とはうまく言ったもので、骨を動かさない状態にする、つまりじっとしていること、からだも心も。頭を空にして静かにしていること、うまく時間をやりくりしてください。

あの爺様、やはり辞任に追い込まれました。「日本は天皇を中心とする神の国」だとか、「子どもを一人もつくらない女性が、自由を謳歌し楽しんで、年取って、税金で面倒を見なさいというのは本当はおかしい」だとか、こんな低劣無知な爺様が元総理。あきれて批判する気力さえそがれてしまいます。

〽男とは 時間かからぬ イエスマン (大分県 南尚子さん)~朝日川柳より~

あの爺様の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」との暴言に対する反歌ですね。お見事!としか言いようのない100点満点の句。

男、女と区別したくはないのですが、男は(もちろん一部の)権力に弱い。権力にすり寄り出世を願う。強き者にはぺこぺこし、弱き者を討つ。正義や人命よりも、自己利益や組織の存続を最優先する。イエスマンの大量生産、拡大再生産が繰り返され、日本の民主主義が骨抜きにされる。組織が一部の独裁者によって、牛耳られる。女性はいつまでたっても男の小間使い。もうそろそろこの昭和的な支配体制を打破しなければなりません。勇気をもって声をあげていくほか変革の道はなさそうです。

この1ヶ月、受験生は日曜、祝日も休み返上で直前対策授業に精を出しています。

表情も凛々しく、引き締まってきました。美しい!それにしても、都立高校の受験倍率が高すぎる! 私立高校の授業料が免除され、私立に生徒が流れるかなと予想していましたが、ことこの6学区に関して言えば、高倍率が続いています。ウエルの生徒が受ける倍率を列挙しますと、2.53、2.41、2.16、1.73、1.64、1.52(2/11現在)……と熾烈極まりない。

 

一方で、墨田川、東、葛飾野が1倍前後といった信じられない状況もあります。あと1週間、大学入試はあと3週間、生徒一人一人に寄り添ってまいります。

以下は、”各学年、この1年”です。

≪小学部≫
小学部に関しては、在中のダイレクトメールをご参照ください。

1点だけ付け加えます。英語についてですが、経験上、母語としての日本語がしっかりしている子は、英語もできるようになります。中学からで十分間に合います。ただし、小学校側の不慣れな英語指導で、英語嫌いになりそうな気配がありましたら、ご連絡下さい。読書の時間(30分)を英語にあて、個人指導致します。ご心配なく!ウエルでは週に4コマの授業しか取れないので、中途半端に英語をやるよりも、読書、国語の読解、算数に力点を置きます。中2生で二人ほど英検準2級の合格者(1次・2次は今月28日)がでています!

≪新中学1年≫
3月から英語と数学の授業(板書による集団授業)が始まります。春期講習(3/26~4/2)終了時までには、1学期分のカリキュラムが終了します。中学の勉強は、英・数の2科目がおさえられていれば心配ありません。ウエルの生徒は余裕をもって1学期を過ごせることでしょう。
授業時間の3分の2は教科学習。残りは私からの話が中心になります。何のために勉強するのか? 中学校生活で注意すべきことは何か? 友達や先輩とどう接したらよいのか? 各教科の能率的な勉強方法とは? 部活(私は運動系の部活を強く勧めます)と勉強、塾の両立をいかに図っていくか? そもそも中学生の目指すべきものとは? 高校受験って?等々。新中学1年生は、この3月がとても大切になります。ものの考え方、勉強の作法をきっちりと身に付けさせます。

≪新中学2年≫
元気いっぱいの新中2生。活気があってよろしい。一方、勉強に苦手意識を持つ子も多い。どんな対応をしているか? 英語は毎週テストをして、暗記の習慣と暗記力の強化を図っています。数学は、1つの項目が終了するたびに確認テストを行い、合格するまで何回も『復習・個人指導➡リテスト』が続けられます。このリテストが授業日以外に設定されるところが味噌で、皆合格を目指して、必死になって取り組んでいます。1月後半に行われた確認テスト。範囲は小学6年生でもやった立体の表面積と体積。平均点は63点。ちなみにウエルの小学部から上がってきた生徒の平均点は86点。中学から入室してくれた生徒の平均点は40点。小学校の通常授業でやり、中学でもやり、塾でもやり、でもこの結果。 〽“図形オンチ”これもひとつの個性なり!? 気長に付き合ってまいります。頑張らせますよ。

さて、中2は“中だるみ”の時期。要領も身に付いてきます。「悪い要領」に味を占めてしまうこともあります。結果、生活全般がより怠惰な方向へと流れていきます。思春期・反抗期まっただ中で、親ともぶつかり合います。どうぞ、おおいにぶつかり合ってください。1つの視点だけ提示しておけば、中2という時期は、塾を休まず、精力的に部活に取り組んでさえいれば、とりあえず心配はありません。

≪新中学3年≫
4月より本格的に5教科体制になります。1学期は心して部活に打ちこみ、完全燃焼させましょう。部活にいい加減な生徒は、やはり勉強も中途半端です。ウエルのターゲットは、都立上位校です。今の実力より数段上の都立を目指します。内申はオール③ではダメ!と言い続けています。おそらく生徒本人も保護者の方も気の進まない高校のはず。オール③の生徒には、③と④の半々にせよ! オール④以上の生徒は、積極的にグループ作成校(日比谷、戸山、青山、新宿など)を狙っていくように!と、はっぱをかけています。

今年の新3年生は、授業への集中度もあり、勉強への意欲も高い。学校の定期テストの順位をあげるべく、かなり早くから準備に入っています。鞭を入れずとも走ってくれますが、その分怖さもあります。うまく手綱をコントロールしながら、この1年じっくりと取り組んでいきます。夏からVもぎにも参加します。今月は各生徒との面談を予定しています。

≪高校部≫
大学入試に関する中間報告をさせていただくと、第1に、定員厳格化による私立大学の難化や、コロナ禍の影響を受け、『超安全志向』という形で志望状況に表れています。要因は以下の通りです。

①水増し合格を許さない入学定員の厳格化 ②受験に費やす諸費用・経済的な問題 ③それなりに生きていけばいいとするチャレンジ精神なき「それなり意識」の蔓延。

ここで1点だけ注意しておきたいことがあります。

学校推薦型選抜(旧指定校推薦)や総合型選抜(旧AO入試)、そして学部の選択についてなのですが、「一般入試での苦労を避けたいがため、安易に推薦に飛びつく危険性」です。一般入試での不合格の烙印や、浪人という怖さ、誰でも避けたいものです。しかし、闘わずして得た果実には「毒」が忍び込んでいることがしばしば。それは大学入学後にやってくる“不適応”という毒です。大学での勉強内容は抽象度を増し、自分の興味と異なる学問分野には強い拒絶反応を示すことになります。4年間も耐えられない学生が続出します。大学での転部はかなり難しく、退学せざるを得なくなります。最悪のパターンです。やはり大学というところは、自分が好きで関心のある学部を選択しなければなりません。また、大学は学問の場です。一部例外は除き、就職は度外視して学部を選ぶべき、というのがわたしの捉え方です。

中間報告の2点目は、景気の落ち込みから「理高文低」が鮮明です。文系学部よりも、理工・医歯・薬・看護系に人気が集中しています。いつの時代も景気がいい時は文系、悪くなると理系です。

 

3点目は、女子大回帰の傾向があります。共学大学まで力が及ばないこと、そして女子大学側の面倒見の良さが再評価されてきたのでしょう。男子の中堅下位層が苦戦を強いられています。

2月後半から高校生全員と個人面談をします。学校生活とともに、今後の学習内容についてもアドバイスします。新高3生には年間の計画表を作成させて、定期テスト終了後に2回目の個人面談をします。
本人の目標を達成させるべく、わたしもこの1年、はりきって指導に当たります。

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