塾長ブログ

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新学期が始まりました

2016.04.23 塾長ブログ

ストレスはあらゆる病気を誘発します。

 

適度な運動を欠かさず、食事や酒量に注意を払い、体重もコントロールしているにもかかわらず、毎年合格発表と重なる2月から3月にかけて、あの忌まわしき「痛風発作」におびえ、服薬嫌いな私もおもわずコルヒチンという抑制薬に手を出してしまいます。有名な痛風の専門医が自らを実験台にして研究を重ねた結果、「ストレスが肝臓での尿酸排泄抑制に影響し、血中尿酸値を上昇させている」というエビデンスを発表しました。過剰なプリン体だけでなく、ストレスそのものが痛風の原因になっているのです。

私のことなどどうでもいいのですが、お母さん方の何らかの身体的な不調も心の疲れやストレス、不安などが主たる原因かもしれません。無理してはいけません。子どもや家族から一時でも離れて、休息やリフレッシュすることに努めなければなりません。お母さんの笑顔なしには子どもは育たないのですから。自分自身を生きることも、ぜひ念頭に置いて下さい。

同封のレポートは、塾向けの教育雑誌からのコピーです。時間のある時に目を通してみて下さい。本レポートで紹介されているアドラー(1870~1937年)はオーストリアの精神科医で、極めて日常的で実践的な心理学を打ち立てました。昨年出版された『嫌われる勇気』(岸見一郎 ダイアモンド社)はベストセラーになり、NHKテレビ(100分de名著)でもアドラー心理学が取り上げられ、アドラー・ファンが激増しました。

私は、アドラー心理学の数ある重要概念の中で特に「悩み」に関するとらえ方に共感します。

 

人は誰しも悩みに苦しめられ、振り回されます。しかし、冷静に考えてみると、多くの悩みはそれ自体実体のない幻想だということに気づかされます。悩みや不安を観念の世界で勝手に作りだし、悩む自分に安住してしまいます。アドラーは人間の悩みについて、決めたくないため・決断を先送りするために悩む、と考えています。悩んでいる限りは決めなくてよいわけですから。

 

そこでアドラーは、悩むことを即座に止めて、いまこの時何ができるのかを考えて、行動しなさいとアドバイスします。おおかたの心理学では、悩みの原因を過去や生育史までさかのぼって分析しますが、アドラーは今できることを最優先課題として、過去を振り返ることを強く戒めています。ウジウジ,ウダウダしていてはダメなのです。

以下、事務的な連絡です。

①先月お配りした「2016年春 合格おめでとう!」に追加がございます。新宿高校のM.A.さんが後期日程で横浜国立大学(経営)に見事合格しました。長期戦の戦いにも気を抜くことなくがんばり通しました。小学部から8年間も通い続けてくれて、私からもお礼を述べます。

②小学部GTクラスの振り替えについて。欠席したり、授業日が祝日にあたる場合、他の曜日に振り替えて、1日でも多く授業に臨んでください。振り替えの電話連絡は必要ありません。

③中学部・高校部の質問教室(個人指導)の日程。1学期はとりあえず火曜日と土曜日(午後7:20~9:50)を設定しました。定期テスト直前や2学期以降は、さらに増やします(中学生は何曜日に来ても質問できますが)。火曜日は医学部1年生のK講師、土曜日は元都立高校教師のM講師とちょっとばかり‘贅沢な’講師陣です。尚、中3と高3・高2の国語は、数年前にもお世話になった某進学高校教師のI講師に来ていただいています。尚、高校2年生に国語が課されるようになりましたが、月謝など費用は徴収いたしません。

④皆様のご協力のおかげで、中学部が3学年とも満席となり、数名の方に待って頂いております。卒業生の弟妹もお断りしている状況です。可能であれば、小学部からいらして下さい。他の塾では見られない充実した学習を展開しています。

⑤4月29日(金)から5月8日(日)  ゴールデンウィーク休暇(休塾となります)

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