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算数・数学重視の傾向が強まります

2018.08.24 塾長ブログ

どの学年も実り多き夏期講習を終えることができました。

 

申し訳なく思ったのは、7月28日(土)の隅田川花火が翌日に順延になり、29日の講習に参加できなくなった生徒が多くいたことです。中学2年生クラスは、たった2名でした。講習の日程に合わせ、すでに計画を立てておられるご家庭もありますので、花火の順延に合わせた変更はできませんでした。ご了承ください。

ウエルのウリのひとつは、個人指導による質問教室です。

「夏期講習」も、すでに始まっている「8月集中授業」も、午前10:30から午後4:00まで(昼休み 1:00~2:00)、どの学年の生徒も個人指導が受けられる体制をとっています。どんな科目でも対応ができるよう、東京医科大学、東京工業大学、早稲田大学とトップ校の講師(実力だけでなく、みな人柄もいい!)を配置しています。

 

欠席や授業の遅れ、学校の宿題等々、親身になって指導しています。ウエルでは、宿題など“わからなかったから、できませんでした”という言い訳は許しません。尚、平常授業においては、火・水・木・土の4曜日の午後7:20~9:50が質問教室になっています。生徒達には、繰り返し通達しています。利用の仕方によってはかなりの成果がでます。

毎回のことですが、講習になると必ずダラシナ系の生徒が私から強い叱責を受けます。

 

いわゆる“遅刻常習者”。

 

2タイプあって、1つは何十分かの遅刻。もう1つは寝坊。両者とも言い訳は、「目覚ましでは起きられない。」「目覚ましを止めて、二度寝をした。」保護者の皆様、いかが思われますか?

毎年新中学1年生へのガイダンスの中で「大人になることの第一歩は何だと思う?それは、朝一人で起きること(もちろん目覚ましで)。今まで親に起こしてもらった人は、明日からは自分で起きるようにしよう!」と呼びかけています。

時間管理(セルフコントロール)の不得手な生徒は、やはり成績も伸びてきません。単に時間にルーズという問題だけでなく、物事に対する姿勢だとか考え方に大きな課題を抱えています。保護者の皆様、時間にルーズな子どもにしてはいけません。その他の生活場面でも必ず負の行動がみられるようになってしまいます。

中学生対象の「夏休み中 課題」一覧の最後には、こんな言葉を記しておきました。“時間が人を成長させる。時間の無駄遣いにシビアになれ!”と。

5月中に書き上げた『お便り』の中で、こんなことを述べました。

 

「文系と理系の区別なく、すべての高校生に数学Ⅲまでを学習させます。得手不得手に関係なく、将来職業人としての能力開発という点から数学的、論理的思考力を身につけさせたい」

 

驚いたことに、この数週間後に、早稲田大学政治経済学部が2020年度から「大学入試共通テスト」が始まるのに合わせ、「数学Ⅰ・数学Ⅱ」を必修科目に指定したと発表しました。マスコミでも大きく取り上げられるほどの“事件”なのです。

実はこうした数学重視の傾向は、私立中学の入試でも『算数一科目入試』の新設として動き出しています。(品川女子、普連土、晃華、世田谷学園、明星MGSなど)。

「数字を語れない者は去れ」(孫正義)との格言は有名ですが、今や時代は人工知能(AI)。統計学的な手法や思考がますます求められるようになります。確かに、2022年度から施行される高校の学習指導要領案を見ますと、統計関連の項目が増えているのです。

 

不確かな言い方しかできませんが、「時代は数学」になりつつあります。

 

数学は社会に出てからの独学では難渋します。役に立つとか立たないといった不毛の議論は卒業して、論理的な思考力や問題解決能力を高めていく上でも、算数・数学を重要視していかなければなりません。

 

保護者の方もこの点をおさえておいてください。時代は刻々と変わっています。これからのビジネスパースンは、数字に長けていなければならなくなりました。

 

我々教える側も、さらなる工夫を重ね、生徒たちを引っ張っていく所存です。

私もさらなる学習を積み上げていきたいと思ってます。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

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