塾長ブログ

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親の自己成長

2017.09.21 塾長ブログ

親の離婚や死別で対応を迫られたことは、一度や二度ではありません。

 

ただ、いまマスコミの餌食になっている「不倫」については、対応策が浮かんできません。中1のある女の子は、「(お母さんが不倫をしたら)お父さんと一緒に家を出て、一生許さないと思う」と普段のおとなしさからは予想できないほどの強い口調で語ってくれました。

 

愛は盲目で自由であり、ミステリアスな面は否定しませんが、人を裏切るような行動はどう考えてもいけませんよね。こんな論理、小学生だってわかるはずなのに。

小学生ついでに、中学3年生のVもぎ(8・9月の会場テスト)の結果なのですが、塾長としてほっとすることがありました。

 

1つは、平均偏差値が57あったことです。生徒を選んで入塾させているわけではないので、平均が墨田川や城東高校レベルに達しているのはうれしいことです。

 

2つは、小学生から通い続けている生徒の平均偏差値が61.4で、中学入学後に入塾した生徒の平均は51.9と10近くもの差がありました。

 

小学部は私との1対1の個人指導。強く深く考えさせられる地味で孤独な授業。成果は確実に出ています。長きにわたり授業料をいただいている身として、安堵しているところです。

 

話は変わりますが、ここ数年スポーツ界に変動が起きているような気がします。私なりの言葉では『科学性と自立性』です。学問としてのスポーツ科学が急速に発展し、その知見を取り入れるようになりまし
た。ただがむしゃらに鍛えれば良しとする日本独自の根性主義やスパルタ式の指導を脱却し、科学(医学、生理学、栄養学、心理学等々)に基づくトレーニング法や指導法が主流です。

 

指導者(監督、コーチ)と選手との関係も「権力者と従者」から対話を柱とする民主的な関係、ないしは選手の自立性を重んじる関係性にシフトされてきました。スポーツ科学の中心地として「ナショナルト・レーニングセンター」を設立し、卓球やバトミントンなど目まぐるしい成果を上げています。柔道もそうですね。女子選手から訴えられたコーチの処分以来、コーチとの関係性が上下から水平になった感があります。

ただ残念ながら、末端ではいまだに意味のない“いじめトレーニング”が横行しています。

 

どんぶり飯を5杯食べなければ寝かせないとか、睡眠や休息無視の長時間練習、真夏の炎天下に罰として20周走らせる……。

 

スポーツ科学の存在に無知なのか、無視しているのか、旧態依然たる根性主義トレーニングがやむことがありません。

 

犠牲者はいつも無力な選手たち。健康を害し、体に深い傷を負い、選手生命を縮めたアスリートはどれほどいるのでしょうか。おバカ指導者ほど選手にとって危険な存在はないのです。

おバカの世界の極致が日本相撲協会でしょう。

今場所はすでに三横綱を含む7人が休場とのこと。必然性を含んでいますね。スポーツ科学の‘科’の字も感じられません。トレーニングも四股にてっぽうとワン・パターンで(ひょっとして四股のやりすぎでひざ痛を抱える力士が多いのでは?)、健康面でも明らかに太りすぎ。平均寿命はスポーツ・武道界で最下位ではないでしょうか。

 

聞くところによれば、夏巡業もかなり過密で力士たちからも不満が出ていたとのことです。相撲協会のトップ(理事長)は、「休んで強くなれるわけがない」と喝破していましたが、これこそ相撲協会におけるスポーツ科学の拒絶を示す宣言に他なりません。力士たちの健康と身体を犠牲にして、相撲協会だけが潤うのです。

 

一方、夏の甲子園で初優勝した花咲徳栄の岩井監督(47)は、優れた指導者です。

 

記事をそのまま引用します。「当時の指導はスパルタで、ミスも許さなかった。だが、思うような結果が出なかった。焦る中、校長だった佐藤照子さんに『まずあなたが教員として成長しなさい』と諭された。『ミスしても大丈夫』
と言えなかった愚かさに気づかせてくれた・・・今では選手たちに考え、想像し、決断する『自立』を求める。・・・自らも研究を重ねている。大会期間中も選手たちを連れ、戦争関連の展示をする施設を訪れた。『平和に野球ができるありがたみを胸に、成長してほしい』」(朝日新聞8月24日)

 

教師としての自己成長、野球バカにはしない社会教育、そして自立を促す野球理論、教師だけでなく、私たち親のあり方にも敷衍できる立派な教えと言えるのではないでしょうか。

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