塾長ブログ

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「ど・ど・ど」

2013.12.09 塾長ブログ

私の今年の新語・流行語は、「じぇ・じぇ・じぇ」ならぬ「ど・ど・ど」。

「怒」の1つ目は、とてつもない悪法=特定秘密法案。自民・公明の議員は日本国憲法および国民をなめきっている。明らかに憲法の理念に逆行する悪法! 国民主権や民主主義、基本的人権を真っ向否定するとんでもない法案です。弁護士、学者、ジャーナリスト、映画界、写真家協会、美術・脚本家連盟、日本ペンクラブ等々、日本を代表するインテリ層、芸術家たちが、組織をあげこぞって廃案をめざし動いています。

 「怒」の2つ目。大学生の就活自死(自殺)が急増しています。2007年は60人だったのが、149人と5年間で2.5倍に増えています。未遂者はその10倍はいるとされていますので、毎年1500人以上の就活自死者がいることになります。

 最近の調査では21%、5人に1人の就活生が、就職活動を始めてから「本気で死にたい・消えたい」と考えたことがあると回答しています。

 30社に応募したが、結果すべて不採用。「学歴不問」を謳っていながら、採用者のほとんどは上位大学出身者。採用されたは良いが、気づいたら「ブラック企業」。就活生なら誰しもありふれたこととして経験することです。22歳の青年にこうした仕打ちはあまりにもむごい。冷酷な資本の論理が、学生たちを自死へと追い込んでいくのです。

 「怒」の3つ目。大学入試制度改革として、政府の教育再生実行会議がまとめた案の1つに「点数主義から人物本位の選抜へ」というものがあります。具体的には、面接などに時間をかけ、高校時代の活動内容(部活、ボランティア)を重視し、知識偏重にならないように改善せよ、とのこと。提言をまとめた責任者、文科相に次の2点を質問したい。①10万人もの受験者が押し寄せる大学(早稲田大学など)において、一人ひとり丁寧な面接をするなど物理的に不可能ではないですか? ②大学人に高3生の人物評価などできるのですか? 彼らは学問の特定分野のエキスパートにすぎず、人物を判断するプロではありません。

 ここに高3生のA子さんがいます。3年間部長としてテニスを続け、学校で勧められたボランティア(これもいやらしいですね)にも毎回参加しました。ペーパーテスト(「達成度テスト」と呼ぶらしいです))もまあまあの得点でした。しかし、結果は不合格。本人曰く、「面接以外に落ちる要因は見当たらない」、「人物本位の入試で落ちたとなれば、私は人間的に欠陥なんだ!」。塾長の私は、A子さんをどう納得させればよいのでしょうか。子ども達に軽々しく「人物本位」などと言うな! こんな主観の入り込んだ入試で、高3生の心や自尊感情を傷つけてほしくはないのです。

 「怒」はからだによくないですね。からだといえば、先月ちょっとした不安に襲われました。かかりつけの医院でインフルエンザの予防接種を受けました。その際血圧を測ったのですが、下が105。「平野さん、そろそろ降圧剤だよ」とさんざんおどされました。ことは

その日の夕方起こります。主治医の「暗示」にかかってしまったのか、本棚に本を戻した瞬間、床が波を打ち始めました。経験したことのないめ・ま・い。1日2,3回、4日ほど悩まされました。そういえば、この3週間、中学生のテスト対策で休みなく仕事をしていました。もう若くはない。作家の五木寛之にならって、「気休め、骨休め、箸休め」をこころがけます。骨を休ませる、名言ですね。箸休めとは、ダイエットのことですよ、お母さん!?(失礼!)

子どもの幸せ。それは何よりも、お母さんの安泰から。

おからだをいたわって下さい。

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