「ウエルが別宅」第2弾!!
Aさん同様、思い出すのはBさん。
やはり小中高と8年ほど通ってくれました。
高3の4月から国立大学の2次試験が終わる翌年3月中旬まで、ほぼ毎日来室して勉強を続けました。教室が満杯の時は、事務室の入り口付近を陣取って、「歩行者」に注意をそがれることなく集中していました。
あの集中力ははんぱではなかった。完全に自分の世界に入り切っていました。
こういう子は受験に強い。自信をもって試験会場に送り出せます。
ご両親とも学校の先生で、Aさんはだいのおばあちゃん子。
大好きなおばあちゃんが毎朝作ってくれるお弁当が楽しみで、1つは学校の昼食時に、そしてもう1つはウエルでの夕飯用に。そうなんです、お弁当はいつも2つ。
学校帰りにそのままウエルに直行。午後7時にお弁当を食べる。7時半から10時まで自主勉。1年続けました。なんと言ったらよいのか、この一途さ、頑固一徹の時間管理、わたしのほうが気後れしてしまいます。
授業の復習も徹底していました。
わたしが投げるあらゆる「変化球」や「早ワザ」「受験テクニック」等々、すべてものにしていました。
他方、赤本(大学入試の過去問)検討後、わたしから出す個別的な課題も(これが結構きつい)完璧にこなしてくれました。
結果は向こうからやって来ました。
ICUはじめGMARCHは全勝、筑波大学にも合格しました(「わたしのカラーではない」ということで早慶は受けませんでした)。
大学4年間、正確には海外の大学に1年間交換留学生として派遣されていましたので、3年間、ウエルの講師を務めてくれました。
物腰柔らかで明るい性格が、生徒たちに大人気した。
企業も黙ってはいません。有名商社から内定をもらいました。
“大学受験との向き合い方が、その後の本人の生きざまに直結する”、こんなことが言えそうです。
青白き受験生や、自分さえ受かれば、といった孤立的で利己主義的な傾向をもつ受験生は、大学で成長が止まってしまうおそれがあります。
大学に合格することを最終目的にしないことが大切ですね。
いかに人のために尽くせるか、弱きもののお手伝いができるか、こうした哲学を内面化させつつ、受験勉強にあたらせたいものです。ウエル学院の方針のひとつでもあります。
大学受験は、自分が、そして他者がよりよく生きるための手段でしかありません。
目的を誤ってはいけません。
浪人生の皆様、高3生の皆様へ。
ウエルの3つの教室には、わたしの座右の銘のひとつが掲げられています。
『人間は信じているときには結果など気にかけずに行動する。勝とうと負けようと問題ではない。<しなければならないことをしろ!>』(ロマン・ロラン『ジャンクリストフ』の序)
本日もお読みいただきありがとうございます。
数日前ミカンをいただきました。
友人宅の庭で収穫されたものです。今年は当たり年だそうで、なにしろみずみずしくて甘い。
大きさが不ぞろいで、へたも1センチほど切り残されているのがなんとも趣があります。へたから伸び出たミカンの葉、自然を感じさせてくれました。
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