墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
言葉の選択次第で物事が変わって見えます。中高生にはこんな例を挙げて話をします。
たとえば、「処理水」と「汚染水」。福島原発から漏れ出るトリチウム。「処理水の海洋放出」と「汚染水の海洋放出」とでは、思想そのものが異なってきます。処理したところで、それには限界があるので「汚染水」とする方がより科学的です。でも、政府は「処理水」としたい。
「敵基地反撃能力」と「敵基地攻撃能力」。政府は専守防衛から「攻撃」ではなく「反撃」としたい。これもまやかし的な隠ぺいで、相手の基地をミサイルで狙い撃ちするという行為に変わりはありません。
「自殺」と「自死」。遺族や遺児にまつわる表現では「自死遺族」と。社会や組織、特定の個人に追い込まれた結果であれば「自殺」。これは使い分けが必要。
言葉はその使い方で思想の違いがあらわれる、生徒達は関心と感心でわたしの話に喰いついてきます。
さて、本題です。あなたのお子さんは、平日何時間くらいネットと接していますか?
昨年行われた内閣府(小中高生5、000人対象)の調査結果にびっくりです。
以下はネットに接する平均時間です。
小学生 3時間34分 中学生 4時間37分 高校生 5時間45分
目的の1番が「動画の視聴」です。「ゲーム」も依然高い割合です。
親にはもはや制限するだけの方法や力量は持ち合わしていないようです。丸投げ状態が続いているといってよいでしょう。それにしても長過ぎますね。
先週、ある高3男子と夏休みの学習計画を組み立てていたところ、ネットの話になり、彼も5時間くらい接しているとのことでした。都立の中堅どころの生徒ですが、部活を引退してから時間のコントロールがうまくできず、スマホざんまいとのこと。
一方、都立の自校作成の上位校に通う女子に同じ質問をしたところ、「ほとんど見ないか、見ても30分くらい」との返答。
自分の目標や対象に真摯に向き待っている生徒や、精神面での成熟度が高い生徒ほど視聴時間は短い傾向にあるようです。
あの手この手で子どもたちを大人化させること、理性や感情に訴える機会や材料をより多く与えていくこと、塾ごときにたいしたことはできませんが、オジサン塾長の役目と思っています。
追伸:あの高3男子が面談後3日たって、やって来ました。スマホを取り出して電源を切り、わたしに手渡すのです。そして一言。 「預かってください!」
明日からの夏期講習に余念がありません。
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墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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≪夏期講習日程≫
前期 : 7/21~8/4の12日間 (7/24・29、8/2は休み)
後期 : 8/21~31の9日間 (8/24・28はお休み)
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