受験シーズン突入、ということで、受験、特に高校1年生以下の学年が臨む大学受験に関する話をさせていただきたいと思います。
現高校1年生から、新学習指導要領(新課程)がスタートしました。詳細は別の機会にしますが、学習量や科目増によって、受験生への負担が大幅に増えることになります。内容的には、暗記力重視から思考力や判断力が問われるようになります。
このブログでは、大学入試の「4ステージ」について認識を新たにしていただければと思います。
驚く数字ですが、私立大学では50%以上の入学者が、入学試験を受けずに「推薦」を利用して入学しています。推薦は大きく分けて2種類あります。
1つは、「総合型選抜」です。
一昨年まではAO入試と呼んでいました。大学側が求める学生像に合致する人物を選抜します。私立大学の86%、国立大学の73%で実施されています。
志望理由書、調査書、面接、小論文(大学によっては、プレゼンテーションやグループディスカッション、国立大学は共通テストの得点等々)で合否が決まり、私立大学では英語・数学などの学科試験は課されません。出願開始は毎年9月1日以降で、複数回の入試日程が設けられている大学もあります。日程が許す限り、併願が可能です。「総合型選抜」で受からなければ、「一般選抜」で再挑戦することになります。
2つは、「公募推薦」「指定校推薦」と呼ばれていた「学校推薦型選抜」です。
「総合型選抜」は高校側からの推薦を必要としませんが、これには必須条件となります。高校側は、3年間の評定平均値、文化・ボランティア・スポーツ活動、英検などの資格を評価の対象として特定の生徒だけを推薦します。出願は11月から始まり、12月中に発表となります。
9月の「総合型選抜」、11月の「学校推薦型選抜」、これに受からなかった場合、もしくは受験しなかった生徒は、1月中旬の「共通テスト」を受けることになります。
国公立大学志望者にとっては1次試験となり、得点によって2次試験に進みます。
私立大学志望者は、共通テスト1回の受験で高得点を取ると、自ら出願した大学のうち、いくつもの大学から合格をもらえます。
2月から私立大学の「一般選抜」がはじまります。平均すると6~7大学は受けます。
以上、「総合型選抜」➡「学校推薦型選抜」➡「共通テスト」➡「一般選抜」(➡国公立大学の2次試験)、これをもって大学入試の「4ステップ」(国公立志願者は5ステップ)とわたしは呼んでいます。
2ステップまでの推薦に関しては、高校1年生からの評定平均値(通知表の5段階評価)、英検に代表される資格の取得、文化・芸術・スポーツ活動での実績などが最重要視されてきます。志望する大学(学部・学科)に2つのステップがあれば、積極的に利用したい。しかし、各大学には明確な出願基準があり、それをクリアーしていることが条件ですが。
ウエルでは今年度から全高校生にリクルートの『スタディーサプリ』(全5教科)を提供することにしました。2000円以上するものですが、費用はウエルが負担しています。このねらいは、まさに評定平均値を上げることにあります。入試科目だけに偏らず、その他の科目も得点力のアップをはかりたい。サプリと質問教室を有効利用して、評定平均値を上げていきたい。
高校生の場合、資格と言えばまず「英検」。
ウエル目標は、中1=4級、中2=3級、中3=準2級、高2=2級、高3=準1級。
旺文社から出ている各級別の『教本』を購入して平野まで持たせます。
勉強の進め方や、ポイントをアドバイスしています。2次対策も行っています。
目標達成にはまだまだですが、中学3年生の4人に一人は準2級を取得しています。
どしどし受けさせましょう。大学によっては、2級以上を持っていると入試での英語が免除されます。
2025年度の新課程入試に対応すべく、教材や、授業内容など研究に余念がありません。
セミナーなどにも積極的に参加して、わたしも勉強しています。
ウエルの高校生と保護者の皆様に頼られる塾長でなければなりません。がんばります!!
本日もお読みいただきありがとうございます。
季節柄、ご自愛ください。
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