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ひとり親家庭の現状に思いを寄せる

2024.09.21 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

 

手元に「認定NPO法人 キッズドア 2024夏 子育て家庭アンケート 調査結果報告」があります。キッズドアに登録している世帯のうち1821人の方が回答しています。9割は母子家庭で、8割超が世帯年収300万未満です。手取り年収の中央値は、正社員で18万円、非正規で12万円となっています。

 

やはり栄養事情は最悪で、6割の家庭で子どもの成長や健康状態への悪影響があり、13%は健康診断で栄養不良などの指摘を受けています。

 

‘栄養不良’? いつの時代、どこの貧困国の話? まぎれもなく日本の子ども達です。子どもをかばうお母さん方の健康も心配です。27%の方が「空腹を我慢している」と回答しています。こんな状態で働きに出て、常に生活不安を抱えながらの子育て。身体的にも、そして精神的にもギリギリでしょう。

 

夏休みの長さについての質問では、 「今より短い方がよい」が49%、「なくてよい」が13%でした。理由の上位は、「生活費(昼食代、電気代など)がかかるから」「手間や時間がかかるから」「特別な体験をさせる経済的な余裕がないから」と、いずれも7割を超えています。

 

同じ親として切なくなります。

「なくてよい」と回答した方が13%もいることに。

子どもの夏休みを後押しして、少しでも楽しませようとするのが「親心」。

それを実現させられないふがいなさや罪悪感が、「なくてよい」と答えさせてしまったのでしょうか。本音とは裏返しの回答をさせてしまうとは、不憫です。

 

「夏休みに特別なアクティビティをさせたい気持ちと、できない罪悪感に苛まれるのは苦痛」との母親からの声も寄せられていました。

経済的な問題の根深さを痛感さ、自分ごととしてとらえましょう。

 

日本のひとり親家庭の子どもの貧困率は、OECD36カ国のなかで、なんと32位。下から数えた方が早い。これが日本の「政治力」なんです。自民党の政治なのです。弱者に優しくない!

 

多くの議員が優良株券を保持し、せっせと裏金を集め、企業から献金をもらう一方で、経済的な弱者には36カ国中32位で甘んぜよ、と。七光り世襲議員には、ひとり親家庭の実態と母親の苦悩が見えていない。いや、見ようとしてない。いまだ手当や援助が不十分だから32位にとどまっている、早々に何とかせにゃならん! 残念ながら、こうした認識には至らないのです。

 

自民党総裁選(人気投票?)、まったく興味ありません。

社会的弱者への視点がなさすぎる。民主主義の成熟度は、弱者への配慮の手厚さではかれることは周知のとおりです。まさの貧困なる政治。

 

あの勉強不足の2世がなったら、世も末か。

“セクシー”な新総理?

どうでもいいけど、企業側の都合で簡単に労働者の首を切るような法案だけは許さんぞ!

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

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