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わたしが薦めるこの大学(その2)

2025.11.01 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

 

前回ご紹介したわたしが薦める大学NO1,「立命館アジア太平洋大学(APU)」のつづきです。

 

2年前まで学長を務めたのがライフネット生命の創業者・出口治明氏(1948年生まれ)です。民間出身者として初めて学長に就任されました。

 

民間人でこれほど勉強(特に、哲学、宗教、歴史)されている方はいないのでは、と思わせるくらいの学識者です。

著作もゆうに40冊を超えています。

 

ある著作の中でこんなことを述べています。

 

「日本が衰退して来ている原因の1つとして、不寛容な社会になっていることがあげられると思います。『学生は学生らしく』 『女性は女性らしく』 『スポーツパーソンはスポーツのことだけを考えて』 『みんな一緒に』 『心をひとつに』などと、尖った個性を排除して、同じ型や色に染めようとする動きが多すぎます。」

 

「これからの時代を牽引するのは、好きなことに徹底的に打ち込む人、すなわち個性豊かな尖った人材です。(中略)いま日本に必要なのは、そこに染まらない尖った人たちです。俗な言い方をすれば、『よそ者』 『ばか者 『変人』 です。彼らこそ、21世紀のダイバーシティそのものです。いまの日本の閉塞感を打ち破る新しい発想は、彼らからしか生まれてこないと僕は思うのです。』 (『自分の頭で考える日本の論点』 幻冬舎新書)

 

 

出口氏は、「偏差値が高い」「素直である」「我慢強い」「協調性がある」「先生や上司のいうことをよく聞く」というこれまでの“人材の5要素”は、戦後の製造業の工場モデルに過剰適用したもので、創造的な仕事が生まれることはない、と批判的です。

 

尖った人材、よそ者、ばか者、変人・・・・。

たしかに高いレベルのクリエイティビティ(独創性)をもった人を思い浮かべてみると、確かにそうした個性に合致しますね。

 

 

最近上梓した2冊目の本 『指先から旅をする②』(文芸春秋)、わたしが魅かれるピアニスト・藤田真央(26歳)の手になる作品です。

ピアノに無知なわたしもその深遠さに思わず引き込まれてしまいます。

 

こんな記述に目が留まりました。

「最高音に達した際にはまるで天使がメロディラインを囁いているかのような美しいピアニシモが欲しい。現世ではない別次元へと誘わなければならないのだ。」

 

まさにわたしのような凡人には計り知れぬ神なる感性と音性。

こうした感性を溢れるばかりに駆使して演奏しているのですね。

 

わたしは演奏や奏法だけでなく、何とも言えぬあの‘突き付けた’話しぶりがとても好きです。

天然で、日常語から逸脱した可憐でやわらかな“真央語”が魅力的。

 

 

ひと言、Genius(ジーニアス)、天才そのものです。

 

 

出口氏が語る‘変人’の芸術家バージョンがまさしく藤田真央さんなのでしょう。

今日も明日も1年じゅう、世界を忙しく飛び回って演奏活動をしています。

一度は生で聴いてみたい。

 

APUからそれた内容になってしまいました。あしからず。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

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