
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
「全人類の希望と慈愛の象徴」、ローマ教皇フランシスコが死去しました。
まず思い起こすのは、トランプがメキシコ国境に壁を建設し、移民を徹底的には排除する政策を打ち出した時、教皇はすかさず、
「橋ではなく壁を築くことばかり考える人は、キリスト教徒ではない」と批判したことです。
スカッとした記憶がいまだに離れません。
クリスチャンにとって「あなたはキリスト教徒ではない」との断言されることは、人間としての存在を否定されたに等しいこと。
寛容な教皇にしてはめずらしいほどの手厳しさです。
トランプ自身は自らをカトリックとは対極にあるプロテスタントの長老派だとか、無教会派と語り、敬虔な言動が見られます。
ところが、わたしから見ると、敬虔どころか聖書の中核的な教えに明らかに背く言動ばかりが目立ちます。
わたしは無信仰なのですが、聖書は手元に置いて機会あるごと学ばせてもらっています。
毎年、小学生のクリスマス会で読み上げる聖句は以下の通りです。
「敵を愛し、憎むものに親切にせよ。のろうものを祝福し、はずかしめる者のために祈れ。……人々にしてほしいと、あなた方の望むことを、人々にもそのとおりにせよ。……」
(新約聖書 「ルカによる福音書」 第6章より)
残念ながら、かの大統領は、敵を愛すどころか、率先して世界中に敵を作り、攻撃し、排除しています。
彼にははたしてクリスチャンとしての矜持はあるのでしょうか。
教皇がご指摘通り、キリスト教徒ではないのでしょう。
小学生には朝日小学生新聞(4/23)の一面「フランシスコ教皇が亡くなる」を音読させました。
バチカンって? ローマ教皇って?という解説文があるものの、ピンときていない様子でした。
致し方がありませんね、キリスト教そのものを学ぶ機会は皆無ですから。
大人になったら、ローマの歴史やキリスト教、聖書を学んで、ぜひローマやバチカン市国を訪れてください。誰しもが感動に包まれ、一生の思い出に残ること間違いなし、こんな一言を添えておきました。
本日もお読みいただきありがとうございます。
≪事務上の御連絡≫
他の曜日(月・水・金)[金曜日クラスも若干名]のみの募集となります。
4/27(日)から5/6(火)まで全休となります。
お問い合わせ
0120-630-133