墨田区 東向島 学習塾 平野進学教室からのお知らせです。
12月26日(木)から冬期講習が始まります。
まる1日、授業に出ずっぱりになります。中1から高3まで、すべてのクラスを担当しますので、
ブログに割く時間が取れません。
今年度は以下の駄文をもって最後のブログといたします。
理想と現実。
幸いにもわたしは、大学院にて学問(Science)の奥深さとそれに精進する悦びを身をもって体得してきました。ウエルでもそうした今で言うところの「探求型」の学習、「自問自調型」のカリキュラムが実現できたらと思うのですが、現実が許してはくれません。
成績アップ、内申対策、受験指導が第一義で、理想の実現にはほど遠い。ウエルを閉鎖して、新たな学習スタイルの場を設けるしかありません。単なる夢で終わってしまいそうですが……。
リベラルな教育学や教育社会学という観点から見ますと、子どもたちの勉強への動機づけは、「試験不安」で子どもたちを駆り立て、学習そのものの意義を感じさせなくしているであるとか、「入試で脅して苦行を強いてきた」であるとか、かなり厳しくも、また的確な指摘がなされています。
まさに塾などは先頭を切って「試験不安」を煽る“戦犯”だと、わたし自身強く自覚しています。
現在の競争的な選抜システム(入試制度)が続くかぎり、学校や塾からの、そして保護者からの子どもたちへの「学歴偏重」や「入試脅し」は止むことはないでしょう。
競争的な選抜システムにおいては、いわゆる「勝ち組」ははじめから決まっています。
この競争は、子ども個人の資質や努力以上に、出身地域、出身家庭、特に親の学歴や所得、家庭内の文化資本(蔵書数や言語環境、野外体験など)によってかなりの程度決まってくることが、多くのデータによって示されています。
例えば、(あまりこうしたことには触れたくはないのですが)小学校入学の時点で、親の学歴によって基礎的な学習技能に格差があること、小4の段階で明確な学力格差と大学進学期待格差があることがわかっています(松岡亮二・教育社会学者 龍谷大学)。
小学1年がスタートラインとすれば、すでにラインから20メートル先いる両親高学歴の富裕層の子がいれば、ラインから10メートル手前で身動き取れずにうずくまっている子がいる。
子どもからすると極めてアンフェアであり、機会の不平等にもつながります。
子は親を選べない。まさに「親ガチャ」。
この不平等、どう解決するのか。
とりあえずかつての学力世界1位、フィンランドに学べばよい。
少人数クラス(20人前後)で、1クラスにつき先生は2人。現場体験を積み重ながら大学院を出て、教育学の修士号を取得した先生です。落ちこぼれはほとんどいません。
子どもたちの教育への投資が手厚いのです。国がいかに子どもたちを大切に扱い、愛しているかの証明です。
日本はと言えば、教育はすべて親の自己責任のもと丸投げして、競争システムの中にほっぽり出す。両国の差は一体どこから生まれるのでしょうか。
今回はわたしの不平不満が中心のお便りになってしまいました。
あしからず。
勉強のことは二の次。三の次。
わが子への配慮と愛情こそが「親ガチャ」に対抗できる唯一の武器です。
1年間、お付き合いいただきありがとうございました。
体調にはご留意され、よいお年をお迎えください。
冬期講習生、および3学期から入塾を検討されている方
お早めにご一報ください。
メール、フリーダイヤルをご利用ください。
お待ちてます!
≪ウエルの頑張りっ子≫ ※後期中間考査
80点以上および英検合格者
中学1年 HK君(桜堤)社=80 英=91
NT君(墨中)英=96 理=87
ST君(桜堤)数=94
NK君(吾二)理=97
中学2年 KS君(墨中)国=97 社=94
数=92 理=99 英=100 英検3級合格!
MY君(立花)国=90 社=87 数=80
英=91 英検3級合格!
SKさん(桜堤)社=88 数=83 理=81
HRさん(桜堤) 社=82 数=89 理=80 英=86
KH君 (桜堤)社=82 数=82
中学3年 TH君(寺中) 5科計=466点
9科計=849点 英検準2級合格!
KS君(墨中) 5科計=469点 9科計=834点
HYさん(寺中) 国=85 英=99
KT君(寺中)数=84 社=90 理=94
SSさん(墨中)国=93 数=88 理=92 英=92
MMさん(墨中)国=92 社=84 理=84 英=94
NKさん(墨中) 国=84社=86 英=82
英検準2級合格!
NIさん(桜堤) 国=92 社=99 英=82
KK君(桜堤)社=94 英=87 英検3級合格!
T Y君(桜堤) 社=89
高2 MSさん(江戸川女子) 英検2級合格!
お問い合わせ
0120-630-133