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“例外”について~受験させない高校~

2024.03.20 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです(3月16日記す)。

 

以下は、受験英語の必須暗記例文です。

 

There  is  no  rule  but  has  exceptions.

(例外のない規則はない。)

 

一切の例外を排除して事に当たるほど、危険なことはありません。

物事には例外がつきものであるといった常識、一部の教育者には理解されていませんでした。

 

福岡市の女子中学校で2月、公立高校の受験願書を学校側が出し忘れ、生徒3人が受験できませんでした。中学校の校長が高校側に掛け合ったそうですが、「例外は認めるわけにはいかない」と受理されませんでした。

 

例外を一切認めないというのは、事務手続きの観点からは単純明快な対処法のひとつです。どんなことが起きようとも、高校側は余計な忖度などをする必要がなくなります。あらゆる例外に、ひたすらNO! を突き付ければよいのですから、実に安易な対応です。

 

こんな例外はどうなのでしょうか。

郵便集配の方が、何らかの事情や怠慢で集配物を破棄した。当然、受験願書は高校側に届きません。生徒はもちろん、中学校側には何の不手際もないのに、これも例外として認めてもらえないのでしょうか。

 

これまで繰り返し、願書の出し忘れ(特にかつての大学入試センター試験において)という大事故が報告されてきました。最近では各高校が、二重、三重の事務確認でヒューマンエラーを防いでいます。

 

しかし、人間のやること。ミスや失念はつきものです。

生徒個人のミスでない限り、生徒に不利益を与えるような学校側の対応は、断固慎むべきだ、これがわたしの結論です。

 

教育の憲法とされる『教育基本法』にも、「自他の敬愛を重んずること」とあります。高校側の対応には、まさにこの3人の生徒に対する敬愛がみじんも感じられません。頭を冷やせ、と訴えたい。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

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