墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
換算内申を⑧も上げた中3女子Mさんを前回のブログで取り上げました。
内申にまつわる話は尽きないのですが、ごく最近、東大の教育社会学の教授らの調査結果が報告されました。
結果のみを引用すると、「内申書をどれだけ意識して行動したか」という問いに、複数回答ですが、「校則を守った」「ボランティア活動を積極的にやった」「授業中は積極的に発言するようにした」が軒並み7割を超えていました。
中学3年生にして、‘サラリーマン’よろしく、上司におもねる役を演じなければならないとは、何とも気の毒です。
校則を守るくらいならごく普通のことですが、“内申のために”ボランティアをするだとか、発言をするなどは本末転倒ですね。こうしたいわば‘いやらしい‘行動を取らせている張本人は、まぎれもなくわたしたち大人社会であることを認めなければなりません。
高校1年生の生徒が後輩へのメッセージとして、こんな言葉を書き残しています。
「わからないことがあったら、質問に行って先生と仲良くなる、○○upのためにも!」
後輩への良き(?!)アドバイスとして受けいれざるを得ませんが、○○upのためにはきれいごとなど言っていられない中3生のリアルが垣間見られます。
この調査で興味深いのは、先生から「内申書に書くぞ」と言われた割合が、16.1%と思いのほか高いことが分かりました。30人学級とすると、およそ5人の生徒が「教師からの脅し」を受けていることになります。
わたしが小学生の必読書に挙げている『ぼくらの七日間戦争』(宗田理)、その映画化されたなかでのある教師のセリフ。
「お前ら!内申書にどう書かれてもいいのか!」。
言うことを聞かない生意気な中学生を前にすれば、こんな脅し文句のひとつも言いたくなるでしょう。先生方の気持ちはよく理解できます。
しかし、やはり “場” というものを考えた時、つまり教育という“場”において「内申書に書くぞ」という教師からの脅しは、いただけませんというより論外な方便に他なりません。
教師側の教育哲学(教育目標や理念、人間形成論など)の貧困が、こうした脅しに直結しているように見えますが、いかがでしょうか。
まさに、教師自らが学ばなければなりません。
残念ながら、学ぶ時間も心の余裕も与えられていないのが、現状ですが。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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≪ウエルの頑張りっ子≫ ※後期中間考査
80点以上および英検合格者
中学1年 HK君(桜堤)社=80 英=91
NT君(墨中)英=96 理=87
ST君(桜堤)数=94
NK君(吾二)理=97
中学2年 KS君(墨中)国=97 社=94
数=92 理=99 英=100 英検3級合格!
MY君(立花)国=90 社=87 数=80
英=91 英検3級合格!
SKさん(桜堤)社=88 数=83 理=81
HRさん(桜堤) 社=82 数=89 理=80 英=86
KH君 (桜堤)社=82 数=82
中学3年 TH君(寺中) 5科計=466点
9科計=849点 英検準2級合格!
KS君(墨中) 5科計=469点 9科計=834点
HYさん(寺中) 国=85 英=99
KT君(寺中)数=84 社=90 理=94
SSさん(墨中)国=93 数=88 理=92 英=92
MMさん(墨中)国=92 社=84 理=84 英=94
NKさん(墨中) 国=84社=86 英=82
英検準2級合格!
NIさん(桜堤) 国=92 社=99 英=82
KK君(桜堤)社=94 英=87 英検3級合格!
T Y君(桜堤) 社=89
高2 MSさん(江戸川女子) 英検2級合格!
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