ひと月ほど前、ある知人から何の前触れなく「平野さんの塾って、有名なんですね」と。「ハッ?お世辞言っても何も出ませんよ」「墨田区の人気塾ランキングで、中学、高校部はともに3位、小学部は8位になっているのをネットで見ましたよ。」
ネットで塾を探すとき、「塾ナビ」〔(株)イトクロ〕が最も利用されています。ウエルももちろん加盟しているのですが、自分の目で確かめてみることにしました。
1位が栄光ゼミナール・スカイツリータウン校、2位市進学院錦糸町教室、そして3位がウエル学院、近接の大手、城北スクールは6位となっています。何を基準にどうランキングされるのか私にはわからないのですが、こんなちっぽけな個人塾がランクインされるのは極めて異例のことだそうです。とても光栄に思います。ネット上にウエルの「口コミ」として4名の保護者から高評を頂いております。この場をお借りしてお礼申し上げます。大変ありがたいことです。
ランクイン記念というわけではないですが、墨田区の「赤ちゃん休けいスポット」に再認定されることにもなっていますので、トイレの設備一式を新しくしました。生徒には好評です。
ウエルのクラス定員は13名。私が授業に出られないクラスが出ると困りますので、1学年1クラスを守っています。昨年度は13名中、墨田川2名、小松川2名、日比谷1名……、とまあまあの実績でした。塾ナビはこれも評価に入れているのでしょうか。5名中4名は小学部から通ってくれています。
一方、今年の中学3年生のほとんどは、中学、それも3年生になるかならないかの時期に入塾してくれました。正直、中3生も、そして私も苦戦しています。伸び率が悪いのです。特にVもぎ(模擬試験)の国語。考えられない低い偏差値を取ってきます。4月から、国語のプロ教師に面倒を見てもらっているのですが、まだまだ成果が出るところまで来ていません。
都立一般入試やVもぎの国語は、論説文や評論文では、各段落のキー・センテンスとキー・ワードに線を引きながら読み進める事。文学的文章では、登場人物の心情表現にチェックを入れる事。この単純作業ができれば偏差値55は下らない。ところが、国語の苦手な生徒は、「各段落で、どの部分が重要なのかが分からない」と言ってきます。勉強はすべて言葉を介して行われる作業なので、人の話や学習内容のポイントがおさえられないと、学年が進むにつれて成績は下降線をたどります。
ウエルの小学6年生にVもぎを解かせると、偏差50を超える生徒が何人も出てきます。何ゆえに?1つは、何と言っても豊富な読書量です。小学部は毎日の読書が宿題になっています。小6で今一番読んでいる子は月平均8冊以上、小学生全体では4冊。週に1冊読んでくれればよいですね。年間50冊になりますから。2つは、週当たり1.5時間、読解の演習をこなしています。これが1年、2年と積み重なっていったとき、何もしていない子との差は歴然です。3つは、週に2回のペースで課題作文に取り組んでいますので、Vもぎに出題され、中3生が最も嫌う記述問題も難なくやってのけます。4つは、名作や傑作に親しんでいますので、感性の面でも深みを持つようになります。
すみません。小学部の宣伝になってしまいました。もうお気づきの方もいらっしゃると思います。小学部から入室いただいている保護者の方は、「またか?」と察知されているのではないでしょうか。わが子の学力の向上を心から願うのであれば、
①テレビを消せ! ②子どもとの会話の時間を増やせ! ③スマホなど決して買い与えるな!
④親が書に向かえ! ⑤子どもに書を与えよ!
子どもの成績はまず家庭環境から。子どもに丸投げはダメ! いろいろとできる範囲で工夫してあげましょう。親自身の工夫と取り組みのない限り、子どもの勉強や成績について文句を言う資格はありませぬぞ!! 肩ひじ張らず、ゆったりとした気持ちを持って、考えていきましょう。応援します。
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