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大学生の孤立と心の不調(その1)

2025.07.09 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

≪お知らせ≫

①小学部、中2クラス、中3クラスはあと1~2名で満席となります。

   お早めにお申し込みください。

②夏期講習日程  前期:7/20~8/3(12日間)

         後期:8/20~30(9日間)

 

 

わたしの時代は「フレッシュマン・キャンプ」というイベントが、入学早々行われていました。

5月病を吹っ飛ばせということで、大学1年生が学科ごとに分かれて一泊旅行をします。

もちろん大学側の主催で、費用も負担してくれました。

 

楽しかったなーという記憶しか残っていません。

散歩し、球技をし、食事を共にして、夜はフォークダンスです。初対面の女性と次々に手をつなぎ……、ドキドキ感たっぷりの時間でした。ダンス終了後も男女がどこぞの部屋に集まって、ビールを飲んでおしゃべりして、遅くまで時間を共有しました(時代ですね。ほとんどの学生が18歳でしたが、お酒も、たばこも大学側は黙認です)。

 

クラス40人の他、学科80名の皆と顔合わせをしたので、このキャンプ以降、お互いの距離が狭まって、学内で会えば会釈をし、授業が終わると自然発生的に飲み会なども開かれるようにもなりました。

 

あの当時、“喫茶店文化”というものがあって、知り合いと顔を合わせると「コーヒーでも飲もうか」と誘い合って喫茶店でダべリングしたものです。

 

今思うとこの“喫茶店文化”、たいしたものです。

人とのつながりや会話を大切にする‘あったか交流文化’であったと言えます。

 

皆でファストフード店や公園に集まっているにもかかわらず、各自が自分のスマホとにらめっこしているなど、わたしには全く考えられない行いです。

 

「腹を割って話す」とか、「膝を突き合わせて話す」など今の世代には歓迎されないかもしれませんね。ウザイ!の一言でかわされそうです。

 

当時は相手と直接言葉を交わすことが、すべてに優先される時代であったと言えるかもしれません。

 

恋人とのお別れもじかに会って言葉を交わさなければなりません。

言葉の選択に細心の注意を払って。

 

会社を辞めたければ、代行業者などはありませんでしたから、自分で直接退職届を差し出すのです。

 

 

ひるがえって現在の大学生の状況をみますと、『大学生の孤独 寄り添うセラピー犬~友だち出来ない 起きられない~』 『大学生 「心の不調」の増加』(朝日新聞)といった記事がごく最近、目に留まりました。

 

20年ほど前でしたか、「便所飯」なることばがネット上で広まりました。

友だちがいない事よりも、1人でランチしている姿を見られたくない、見られる自分がみじめだ、こんな内容でした。

 

20年周期で大学生の心に何らかの異変が起こるのでしょうか。

つづきは次回のブログにて。

 

猛暑の折、体調の管理にご留意ください。

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

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