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大学生の孤立と心の不調(その2)

2025.07.12 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

≪お知らせ≫

   ①小学部、中2クラス、中3クラスは

    あと1~2名で満席となります。

    お早めにお申し込みください。

   ②夏期講習日程  

     前期:7/20~8/3(12日間)

     後期:8/20~30(9日間)

 

メンタルヘルスに問題を抱える大学生が増加してきたとのこと。

新聞記事からその主訴を拾うと、「ぼっちなんです」「人と関われない」「友達ができない」「大学に行けない」「朝起きられない」「授業が分からない」「単位が取れるか心配で眠れない」「就職に関して自信がない」、等々。

 

主訴や悩みが多様化しているように見えますが、身近になんでも打ち明けられるような友達がひとりでもいれば、大方の悩みはすべてではないにしろ、かなり軽減され、解決できるように感じられます。

 

やはり、ひとりはつらいですよね。

特に、遠方から東京に来て、初めてのひとり暮らしをしている大学生にとっての孤立無援のさびしさ、わびしさ。

タイプ的に自分から積極的に声をかけることが苦手な大学生にとってはなおさら、大学生活そのものがストレスであり、孤立の源そのものです。

 

クラスやサークル、バイトでの偶然的な出会いをどうにか生かしてもらいたい。

 

毎年、高3生にはこんな話をしています。

「大学の教室で(高3生には大学入学後の自己イメージづくりにもなります)、ひとりぽつねんとしている人がいたなら、男女の区別なく 『おはよう』 『こんにちは』と声をかけてほしい。ごくごく気軽なあいさつによって、相手の学生はどれほど温かな気持ちになるだろうか。」

 

試されます、その学生の優しさが。

声をかける勇気の問題ではなく、ひととしての優しさが問われてくるのです。

 

「人とつながりたい、人を助けたいという衝動はエゴイズムよりも根底的で、生物学的な本能だ」

ある学者の説だそうです。

 

ウエルの生徒達にはこうした生物学的な本能や“おせっかい優しさ”を日常の中で存分に発揮してもらいたいです。

 

どんな場面でも見て見ぬ振りは、共犯ですから。

 

日常の勉強も大切ですが、こうしたいわば社会力、人間力を培ってもらうことの大切さを保護者の皆様も強く自覚していただけたらと思います。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

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