
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
前回の再録から入ります。
子どもにスマホを与える上での注意点、1つ目は、「小学生にスマホは不要」。
2つ目は、「スマホは買い与えるのではなく、貸与する」。
そして3つ目は、「子どもとスマホのあり方について、さまざまな制限そして怖さを含めて、親自身が勉強しておく」。
4つ目、「家族会議よろしく、親子共々じっくりと話し合って、ルールを成文化する。
さらには、ルール違反についての罰則を決めておく」。
5つ目、「成文化したら、親も子どももそれに署名する」。
誰しもが一度は目にし、耳にしたことのある内容ですが、誰しもが実行できていない内容でもありますね。
スマホの普及率は上がり続け、同時にコンテンツが日進月歩で充実する中、スマホへの依存度が深刻さを増すようになりました。
最近では研究も進み、スマホの過剰使用による様々な弊害(学習面、身体、精神、社会面他)が明らかになってきました。いくつかご紹介しておきます。
学習面ですが、2021年に比べ2024年の小6と中3の得点が、全教科で下がっています。
下げ幅にその深刻さがうかがえるのですが、小6国語で16点、算数で21点、中3の英語で23点と平均して20点もの差が出ているのです(文科省調査)。
コロナ禍の影響もあるでしょうが、やはりスマホ・ゲームへの依存➡勉強時間の減少が最大の原因と言えるでしょう。
手元には「スマホが危ない」という特集記事をうたった雑誌『PRESIDENT』(2025.4.4)があります。スマホの弊害を実験データを交え、繰り返し訴え続けている東北大学教授・川島隆太氏の見解です。
「スクリーンタイム(スマホ、ゲーム機の使用時間)が1時間を超えてしまうと、極端に学力が低くなるという事実です。利用時間が伸びるに比例して、数学・国語・理科・社会いずれの学力も低下することがわかりました。教科を問わないことからも、論理的思考力、記憶力、思考力、集中力、読解力など、学習能力全般に影響があると推測しています。」
「(3年前のMRI計測と比べると)スマホを長時間使うと子どもの学力が低下する原因は、実は脳の発達に問題が生じるからだと言わざるをえません。」
川島氏の見解がさらなる実証によって裏付けられたなら、文科省だけでなく、親も“深刻緊急事態”として対処しなければなりません。
スマホの長時間使用が成績降下に直結するのですから。
生徒と接している中で気づかされることは、例外はもちろんあるのですが、
やはり、成績上位者ほどスマホ依存度は低い。
自己管理、時間管理ができているのでしょう。
さらに、精神的・知的に未熟な生徒ほど、スマホへの依存度が高くなる傾向が強い。
豊かな知性、教養、精神的成熟、大人化、親との親密なコミュニケーション。
これらの理想を親子共々追い続けることが、小手先ではない真のスマホ対策になるのでしょう。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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