塾長ブログ

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子どもを社会の現実に触れさせる

2025.10.11 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

9月の末、総裁選が行われているさなか、都庁近くで行われた困窮者向け食品配布に、過去最高の922人が並んだとのことです。

 

ここにあの5人の立候補者、もちろん1人も現れません。当然でしょうね。

あなた方のこれまでの無策が、922人もの行列を生んでいるわけですから。

 

短期総裁選でもよかったはず。

物価高に歯止めがかからないなかにあって、国会を止めてまで呑気に人気投票をしている。

 

怒! 怒! 怒!

 

一部の人たちに見られる“あぶない怒り”や “キレる”という現象。

これはアンガー・マネッジメントの対象ですが、一方、“建設的・生産的な怒り”があることなど、生徒たちに話すことがあります。

 

怒りという情動のおかげで他者や家族が守られ、また怒りそのものが自己成長や学習への起爆剤にもなりえます。

 

子どもたちには大人社会への抗議と怒りをより深め、強めてもらいたいと思っています。

 

子供の貧困率は11.4%、9人に1人。

大学生の奨学金受給者は2人に1人。平均貸与総額は313万円。受給者のうち1割は、500万円以上。返済期間の平均は、15年。37歳以降まで返済が続きます。

先進国日本の名が廃れますね。

 

 

 

賢くも、社会認識力に長けた生徒、わたしの理想とする生徒像です。

 

言葉をかえれば、弱者に感情移入ができる生徒、自分事として思いをはせられる生徒が理想です。

 

そのためには、子どもたちを学校や塾といった狭い世界に押し込みとどめてはいけません。

 

社会の現実に触れさせ、その場に引き連れていくのです。

 

親子で都庁まで出向いて、困っている人たちの行列をじっと見つめるのです。

食品の手渡しを手伝わせてもらうのもいい。

 

正当な主張をしている(憲法理念に沿っている)運動に親子共々参加して、シュプレヒコールをあげるのもいい。

 

社会問題に関する講演会や学習会に足を運び、“なまの話”に耳を傾けてもらいたい。

 

 

おもしろいものです。

親が学校、塾、受験など机上の勉強に力を入れさせようとすればするほど、子どもは勉強から離れたがる。いや、離れていく。

 

逆に、広く社会勉強のため、子どもを外に連れ出し現実問題に触れさせればさせるほど、やがて子どもは黙ってでも自ら勉強へと、研究へと向かう。

 

機会を見つけ、子どもを外へ、社会へ、なまの現実世界に連れ出してあげてください。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

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