塾長ブログ

塾長ブログ

blog

学力向上の王道、それは親からの”問いかけ”

2024.08.28 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

まさに「炎熱灼くが如き」毎日です。保護者の皆様におかれましては、お障りもございませんか。

 

テレビ、雑誌を含め、8月は“戦争・敗戦の月”ということで、良心的なメディアは様々な視点から特集を組んでいました。ウクライナやガザの悲劇とあいまって、大々的に非戦、反戦、厭戦を訴える内容のものも目につきました。

 

そうした真摯、切実な報道や日本政府のかつてないほどの防衛力増強を批判するメディアもあれば、一方では、芸人や芸能人がこぞってワンパターンの旅番組やらグルメにうつつを抜かしています。まるで、この世に戦争や飢餓など無きものであるかのように。

 

ガザでの死傷者は4万人を超えているそうです。そのうち1万6000人は子どもです。96%が食料不足に直面し、結果、子ども達に発疹、A型肝炎、下痢、呼吸器系の病気が急速に広がっています。

 

心の問題も深刻で、震え、かんしゃく、夜尿症、睡眠障害、悪夢、失語症、うつ病、自傷行為などが確認されています(朝日新聞 8/16)。

 

どうか、実のわが子がこうした状況下に置かれていると、感情移入してください。思いを馳せてください。

 

わたしの拙い教育指針の中に、「子ども達に思いを馳せる場面をできる限り提供する」というものがあります。特に、社会的な弱者へのまなざし、寄り添い、自分ごととして考えてみるなど、子ども達の感性への訴えかけは、子どもを育てる大人の義務であり、責任であるととらえてほしいと思います。

 

どんな些細なことでもよいのです。

子どもに“考える題材”を与えて、一時でもそうした題材について、思いを馳せ、考えさせる。必要であれば、いっしょにネットなどを介して調べてみる。

 

“真の学力”というものがあるとすれば、それはこうした日常生活におけるちょっとした“問いかけ”から養われるのです。

 

ただただ学校の成績が良いとか、模試の偏差値が高いなどは、“真の学力”の一部としてしか認められません。

 

できる限りの“考える題材”を、親も面白がって与えつづけること。

思いを馳せ、自分ごととして考えられるような内面形成ができたなら、親として“大手柄!”です。

これ以上にない“財産”をわが子に残したのです。

 

そうです。親側が日常について、社会事象について敏感でなければなりません。

むずかしい政治や経済など語る必要はありません。

たとえば、最近のことであれば、「なぜスーパーの棚から、お米がなくなってしまったの?」

「昨年は1匹300円ほどしていたサンマが、今日は100円で売られていた。どうしてかな?」

「広島県出身の岸田さんは、世界に向けて核兵器廃絶なんて言っているけど、アメリカの核の傘に入ってのんびりしてるよね。これって矛盾してない?」

「線状降水帯って最近よく聞くけど、この正体は?」

「ウクライナの子どもたちは、地下鉄構内に作った教室で勉強をしてるんだって」……。

 

例えば、おもい障がいをもった人を見て、否定的な感情から避けるような行動やからかいの言動を取るような子がいたとしたら、それはまさしく親の義務違反であり、責任です。

社会的な弱者への親側の配慮が、子どもに伝わっていない証拠です。

 

さて、第2学期が始まろうとしています。

勉強面だけでなく、親自らの“問いかけ” と“考える題材”の日常的な提供をお願いしたいと思います。

 

遠回りでありながら、じつは学力向上のための‘近道’であり、‘王道’なのです。

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

以下は、恒例の”ウエルの頑張りっ子”の一例です。

 

≪高校部 評定平均≫ ※高校部もまじめにコツコツ努力しています!

TS君 4.3(科学技術)

HY君 4.4(関東第一)

SR君 4.2(小岩)

FSさん 4.5(深川)

WSさん 4.3(墨田川)

[以上8/31までの集計分]

 

≪英検2次 合格者≫

※1次試験合格者、2次も全員が合格!

2級  高2 HK君(本所)

準2級 中3 KS君(墨田)

3級  中3 KT君(寺島)

    中3 TY君(桜堤)

    中3MMさん(墨田)

 

≪数検 3級≫

中2 KS君(墨田)

※中2のこの時期での3級(中3終了範囲)はお見事!

 

 

第2学期 生徒募集中!

メールやフリーダイヤルにてお問い合わせください

お気軽にどうぞ。

menu