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幼い子どもが狙われています~最近の3つの事件から~

2024.06.12 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

幼い子を狙いうちにする卑劣な事件が続発しています。

ごく最近に絞ると(YAHOOニュース、朝日新聞から)、

 

①ウエルからも徒歩圏内にある私立認可保育園で、複数の女の子が男性保育士(27)からわいせつ行為を繰り返し受けていた。犯人は7回目の逮捕となる。

 

②鹿児島市の認定こども園で、2歳の男の子が女性保育士(21)に刃物で切り付けられ、全治1か月の重傷を負う。逮捕・送検される。

 

③群馬県みなかみ町の小学校で実施された健康診断で、70代の男性医師から「下半身を見られた・触られた」「ブラジャーを持ち上げられそうになった」などの苦情が寄せられた。

 

 

「先生」と呼ばれる”種族“の性犯罪が後を絶ちません。

学習塾でも、四谷大塚の講師が、数日前は、名門大阪大学の教授が盗撮の現行犯で逮捕され、手錠姿が公にさらされました。

 

 

逮捕後の自らの処遇や家族の怒りと悲しみよりも、性癖やその欲求の方が優ってしまうのでしょうか。

認知の歪みと理性の崩壊、「先生」もここまで愚かになり下がっては世も末です。

“愚か”という性格・人格上の問題ではなく、疾患としてとらえなければならないケースもあることでしょう。

 

 

子どもへの性加害や小児性愛障害については専門家にお任せし、これら3つの事件報道から学び取るべき教訓を引き出したいと思います。

 

①の事件では、「○○被告は、この私立保育園以前の勤務先だった板橋区内の保育園でも、……犯行に及んでいた。警察から疑いがかかった際には動画を全て削除しており、捜査を逃れようとした。」

 

②の事件では、「○○容疑者のクラスでは4月以降、複数の園児が擦り傷や切り傷を負うケースがあった。」

 

③では、「昨年から(70代医師に)『下半身を見られた』という情報はあった」

 

 

お分かりのように、すべて3事件は「初犯」ではないこと、そして犯罪事実の報告が「初犯」事件直後に挙げられていました。この点に注目しなければなりません。

 

 

にもかかわらず……。残念でなりません。「初犯」後ただちに、

①板橋の警察が積極的に捜査していたら。

②すり傷や切り傷が増えた4月時点で、クラスの他の保育士や園長が細心の注意を払ってくれていたら。

➂昨年度の時点で、子どもから「下半身を見られた」という報告に対して、クラス担任や校長が真摯に向き合い、医師の交代をはかってくれてたら。

 

 

いずれの事件も後手後手に回ってしまいました。

未然に防げた事件であったというのは、言い過ぎでしょうか。

 

とりわけ『子どもに関わる事件・事故においては、どんなことも先送りしてはならない、様子見などしている猶予はない』、こうした教訓が得られます。

 

数日前にも鹿児島県警の本部長が、「泳がせよう」 「最後のチャンスをやろう」と言って、署内の盗撮事件を隠ぺいしたとのニュースが注目を浴びました。

 

とんでもないことです。わたしが加害者の立場であれば、「警察という組織は、盗撮しても見逃してくれるんだ」という盗撮に対する許容性を感じ取ります。

 

 

「日本は先進国の中で、子どもを守り抜く意識が低い」との指摘があります。

守り抜くための第1の防波堤は、やはり日常でのわが子の言動に注視する親目線です。

ほんのささいな言動に、子どもの痛みや訴えが潜んでいるやもしれません。

親だけでなく、社会全体で一人の子を守りきるという“子どもファースト”の体制が

より強化されることを願っています。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

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