2月27日の首相による独断的な休講要請に反し、当学院では3月中の授業を続行することに決定いたしました(通知「新型コロナウイルスに対する対応について」2月28日付、全生徒に配布。HPにも掲載)。
健康、生命にもかかわることなので、再度確認をしておきたいと思います。
当学院が同調圧力に屈しない根拠としては、例えば、
①「新型コロナウイルスではこれまでのところ、子どもの感染者がとても少なく重症者がいない」「専門家会議でも休講は諮問されず、提言もしていない」(専門家会議メンバー岡部信彦・川崎市健康安全研究所所長)
②「(休講要請は)総合的に見なければ、感染拡大の抑制効果はわからない」(濱田篤郎・東京医科大学教授・渡航医学 )
③「政治的判断だ。科学的な知見に基づいた提言ではない」(日本環境感染学会理事長・吉田正樹・東京慈恵会医大教授)
④「感染者の数も家庭事情も地域ごとに違う。休講は本来、一律ではなく、地域ごとに決めるものだ」(感染対策専門家)、等々。
私を含めた講師の変調(熱、せき、倦怠感など)や都内・墨田区での感染拡大の予兆のない限り、春期講習を含め3月以降の授業は継続して行います。
なお、感染拡大の予兆があれば、即刻休講といたしますが、その場合は入り口に張り紙をし、当学院のHP(ウエル学院と検索してください。)にもその旨掲載いたします。
検温、手指消毒、塾内の清掃(エタノール、次亜塩素酸水)、換気(換気扇の終日稼働、ドアの開閉)には十二分に留意いたします。
すべきことをしたら、いたずらにおびえても仕方がありません。
体を動かしましょう。汗をかきましょう。開放的な場所の乗り込んで行って大きく深呼吸をしましょう。そして、家族みんなでバカ笑いをしましょう。
経済的、時間的な問題を含め、コロナウイルスに苦しんでいる方々には礼を失することになりますが、家族や身近な人たちと生産的な時間をお過ごしください。生徒たちはユーチューブなど見てバカ笑いしている者も少なくありませんが、スマホ依存についての記事も同封しておきましたので、一読してください。
わたしのあこがれの和尚、良寛さん(1758~1831年・江戸後期)。
作家水上勉はその生きざまを
「無碍にふるまう子供に、良寛は仏心を見たといってよい。そうでないと、あの尋常でない子供好きは解せぬし、夜ふけまでのかくれんぼや、ひまがあると手まりつきした日々も了解できない。」「寡黙に身を戒め、ひたすら、乞食と詩作の孤独に徹し、雀には米を投げてやったのだ。」「文字通り、無所有の豊かさがある。」(水上勉『良寛』中央公論社)と表現しています。
1828年の三条(新潟)大地震(マグニチュード推定6.9)の際に知人にあてた手紙が残っています。
「……しかし、災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是ハこれ災難をのがるる妙法にて候。かしこ」(災難に遭うときも、死を迎えるときも、素直に受け容れなさい。それこそが災難を克服する術ですよ。)
じたばたしてはいけません、おそれてもいけません。
自然・仏・神・大宇宙にすべてをおまかせしなさい、すべてを委ねてしまいなさい。
わたしは良寛のこの言葉をこんなふうに受けとめました。
仏教ではこうした態度を『他力』と呼びますが、人生のある場面においては、『他力本願』という他者依存的な哲学が、より積極的で主体的な対応に変貌することもあるのではないでしょうか。
子育てでも、そう。親の『自力』が子どもの成長を阻み、つみ取ってしまう。おうおうにしてあることですね。
今年度の合格実績、および春期講習(3/26~4/2)のご案内は、近日中にお知らせいたします。
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