すがすがしい秋晴れの日がつづいています。
馬肥ゆる秋ならぬ、腹肥ゆるこの頃、困ったものです。
昨日のお昼の番組で、拒食症の特集が組まれていました。コロナ禍のなか、増えつづけているそうです。
背中側から撮った全裸の女性。まさしく骨と皮でした。おしりの肉は削げきって、骨盤の輪郭があらわに晒されています。
どれほどの心の葛藤やストレス、苦しみを抱えてきたのか、骨だけの身体が声にならない叫びを発しているようでした。
依存症のように、自分の意志で拒食を止めることができません。疾患としてとらえなければなりません。責めたり、食を無理に勧めるのではなく、専門家の指導の下、家族はその苦しみや葛藤を受け入れ、やさしく寄り添っていくことが大切とのことです。
ひとむかし前、拒食症は「女性性への反発」「女性性の拒否」と結び付けられていました。
「あんな母親のような女にはなりたくない」、こうした母親に対する嫌悪感、拒否感が女性になっていくことを拒絶する。女性の象徴たるふくよかなバストや女性的な身体のラインの獲得を拒絶する、そう、食べないことで。
拒食症の恐ろしいことは、死亡率の高さです。6~7%とも言われています。
特に10代、20代の女性をもつ親御さんは、わが子の食について頭のすみに置いておきましょう。
お問い合わせ
0120-630-133