墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
夏期講習9日目。
今日も猛暑。
昨日の授業は、やはり隅田川花火についての話から始まりました。
純粋に花火の観賞話でもすればよいものの、見物客が100万人を超えた理由を問うなど、“先生病”からなかなか抜けきれません。わたしからすると「インバウンド」や「円安」「日本文化」など、格好の学習機会だと思うのですが。
さて、数日前の授業のイントロで、7月24日に亡くなられた作家・森村誠一氏(90)について話をしました。
生徒達はわたしの授業より、よもやま話の方がお気に入りのようです。それに乗せられ予定の時間をオーバーしてしまうことも度々。
森村氏はわが青春のど真ん中にいた社会派のミステリー作家です。
大ヒットした映画 『人間の証明』 『野性の証明』も映画館まで足を運びました。小説『青春の源流』は身近にいる友人知人に宣伝しまくりました。懐かしい思い出です。
「心えぐられた作品」というジャンルがあるとすれば、そのナンバー・スリー内に森村氏のノンフィクション作品 『悪魔の飽食』(3分冊)を挙げないわけにはいきません。
日本の陸軍が生んだ世界で最大規模の細菌戦部隊・研究所(通称石井部隊、731部隊)の実態があぶり出されました。それまで知らなかった歴史的な事実に直面し、激しい戦慄が通り抜けていきました。
捕虜や強制連行した生きた人間(“丸太”と呼ぶ)に対する夥しい人体実験。
わたしの語彙力では到底表現しきれません。狂気そのものです。ここまで人間は冷酷無残、残虐無比な行動がとれるのかと人間の意識構造に疑念を抱きました。
つらいですがこうした歴史的な事実から目を背けてはなりません。
天寿を全うされた森村誠一氏に合掌いたします。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
本日もお読みいただきありがとうございます。
酷暑の折、ご自愛ください。
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