墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
25年も前に卒業した女性が訪ねてきてくれました。懐かしいの一言。
男性に比べて女性の表情は変わりません。しわがやや増えたくらいで、面貌は若いころのまま。男性の方がまさしくオジサン面になって、むかしの面影を追うのに苦労します。
さて、会いに来てくれた女性、かりにはるちゃんとします。
大学は英語関係学部。入学直後からアメリカの大学への留学を希望し、2年間アルバイトをして200万円貯めました。いまのような交換留学や、単位の互換が認められる大学はなくて、すべて自分で各大学にあたり、自費で1年以上にわたる留学を果たしました。200万では到底足りず、アルバイトをしながらの貧しく寂しい生活がつづいたそうです。
でも、立派ですね。これぞ “留学”なのです。
留学のための費用も、留学先もすべて自分ひとりで決めて、ひとりでまかなう。いまどきの“守られた過保護の留学”とはわけが違います。
当時、日本への連絡は高いお金を払っての国際電話だけ。いまはいつでもどこからでもフェイス・トゥ・フェイスでつながることができます。
“留学”の味わいの極になければならないもの、何だと思いますか。
わたしは “孤独感” にあると思っています。もはや時代遅れの感性かもしれませんが、異国で味わう“孤独感”こそ、自分という人間を作ってくれる精神作用と見ています。
孤独や孤立の中から自分を見出していく、若い時にぜひ経験させたいものです。
教え子から留学の話を持ってこられると、わたしは必ずこんなアドバイスをします。
「日本にはなるべく連絡をしないように。困ったことがあっても、親への相談は避け、周りにいる人の協力をあおぐ。孤独感を感じた分だけ、自律的な行動ができた分だけ留学の果実が得られるよ。」
さて、はるちゃんに話を戻しましょう。
こういう活動的で芯のある子ですから、就職もすんなりメガバンクに。企業はこうした子を放って置きません。3年ほど勤めた後は、ヘッドハンティングでイベント会社や、薬品会社に。どこも欲しい人材なのです。おもに東南アジア諸国を飛び回る生活がはじまりました。
現在は。結婚をされ、保育園に通う子がいます。英語を生かした仕事に携わっています。
ここからがまた、はるちゃんらしい。
「いまのままで終わっていいのか?」という自問自答が最近になって強くなってきたとのこと。
あの海外を飛び回っていたキャリアウーマン時代のわたしの面影がよみがえる。
いろいろと模索が始まっているようです。陰ながら応援しています。
『子育ては自立と自律を目指す相互行為』
子どもは大学生くらいになったら手放してしまいましょう。
子どもって親が考えている以上に勇敢で、強さを発揮してくれるものです。
“親の子離れ”というテーマにようやく行きついたようです。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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