墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
(ウエル学院 月刊紙「保護者の皆様へのお便り」6月号からの再録です)
ゴールデンウィーク明け早々、2組の体験・入塾希望の方が直接訪ねてくれました。
ひとりは都立高校に通う3年生女子。お母さん(とその兄二人)は教え子と聞いてびっくり。
なつかしさとともに、愛娘をわたしのもとによこしてくれるうれしさは格別なものです。
もうひと方はジム帰りのご夫婦で、授業終了後に案内書を取りに来てくれました。
教室に入っていただき、小学部の方針と授業内容についてご説明させていただきました。
ウエルのホームページも既読され、とても感じの良い、また仲の良いご夫婦とお見受けしました。
中学3年生の保護者会にて毎年強調する「受験生をもつご家庭内のあり方」。
その1つが“夫婦仲の良さ”です。
夫婦の仲の良さとお互いが尊重しあう関係性そのものが、家庭を明るくし、子どもの精神的安定感や性格の形成、生活意欲の向上にプラスの効果を与えることがわかっています。
子どもたちの受験生活は、まずは夫婦仲の良さにスターティング・ポイントを置く、こう考えてください(ひとり親の方には失礼いたします)。
「うちの両親って、仲良いよね」 こんな言葉が子どもの口から飛び出したら最高です。
生活にも、勉強にも意欲的な子のはずです。
それにしても、ご夫婦で同じ時間を共有して、いっしょに汗を流すなんて羨ましいですね。
言葉以上のコミュニケーション効果があるやもしれません。見習いたいですね。
わたしのひねくれた性格。両親の不和が大きく影響していると自己分析しています。
戦争に駆り出されたオヤジはご多分にもれず、トランプよろしくぜい弱な自我を守るのに必死な自己中心的人間。
酒の力を借りなければ威張れない、情けない男でした。お酒を飲んで、母親にくだを巻く。
聞いていて実に不愉快千万でした。
ある夕食時、わたしはとうとうキレて、オヤジに向かい「酒を飲まなければ、何も言えないのか!」と怒鳴り散らしました。
あの時のオヤジの青ざめた顔、忘れません。高校時代だと思います。
こんなオヤジと母親の言い合いを目の当たりにしていたら、大谷翔平のような(具体例がいき過ぎですね)温和で寛容な性格など作られませんよね。
環境と遺伝の相互作用を考えたとき、わたしはオヤジの遺伝子を受け継ぎ、不愉快な言い合いを聞かされて育ってきたわけですから、どう見ても“親ガチャ”の失敗作(!?)。
このように自分のことはさておき、他人に責任転嫁するところなど、オヤジそのもの。
わたしたちは遺伝から逃れられない存在なのでしょうか。
実のところ、学問的には人間は遺伝と環境の産物ではあるのですが、もう1つ忘れてはならないファクターがあるのです。
それは「本人の主体性」です。
本人の長期にわたる努力といってもよいでしょう。
これにより遺伝や環境を程度の問題はあれ、克服できるというのが今日的な考えです。
やはりわたし自身の努力の足りなさを痛感し、反省することにします。
さて、あのご夫婦。
小6のわが子(女子)には「生産的ではないので、おそらく中学になってもスマホは与えるつもりはありません」ときっぱり。
それこそ温和で常識的なお二人なのですが、考えがしっかりしています。
子どものスマホ1つとっても、親側の「考え方」は多様であっていい。
ただし、「考え」無き買い与えはバツ!です。
「周りの友達が持つようになっているから」、これもバツ!
親自身の思慮深さがここで求められてくるのです。
思慮深さは、まずは親側の十分な情報量の取得から始まります。
スマホに関する制限やルール、マナー、危険性など予習が必須です。
これらを予習のうえ、わが子に与えるべきなのか、与えるのであればどんな約束、ルールを設定するのか、親自身の独自性が強く問われてこなければなりません。
小学生は休み時間に皆でUNOをやって交流を深めています。
以前、スマホを得意げに操作しながらUNOに参加していた子がいました。
わたしの強い叱責を受け、マナーなるものを学習させましたが。
わたしの𠮟責は実は、子どもではなく、その親に向かったものでした。
『親の不勉強で犠牲になるのは子ども』
強く自覚していただければと思います。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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