恋と同様に、受験も青少年を詩人に仕立て上げます(以下の歌はすべて朝日歌壇より)。
本当は 自分はいるのに 今いないような気がする 受験会場
須田紫野さん
あの緊張感に満ちた独特の雰囲気を的確に表現していますね。
「いるのに今いないような」には、受験の重圧感と孤独感が見事に表されています。
ねえちゃんは お風呂が好きな受験生 今日も明るく響くソプラノ
松田わこさん
悲壮感なき受験生が理想です。両親の励ましや家庭内の明るさが、
ねえちゃんの声に張りを与えて、お風呂場いっぱいに響き渡っているのでしょう。
こっそりと ひとりで何度も封筒を 開けてはながめる 合格通知
中村桃子さん
ドアの隙間から覗き見たいですね。作者のにんまりとした微笑みを。
かわいーでしょうねー。合格おめでとう!
実感として、年々難化している都立入試。まずはその倍率。おそらくお母さんの時代の普通科の平均倍率は1.2倍前後。今年は1.5倍。ウエルの生徒に限りますと、1.62倍となり、合格率は60%しかありまあせん。40人クラスですと25人が合格で、残り15人は不合格になります。それこそ「勝ち組」と「負け組」に分断されてしまいます。 こうした倍率に加え、ウエルの生徒はギリギリの線で受験する傾向があります。倍率が高かろうがランクを下げることなく初志を貫徹しようとします。(今春、ウエルでは都立希望者の2名が叶いませんでした。受験倍率はそれぞれ2.12倍、1.77倍。2人のこれまでのひたむきな努力と果敢な姿勢に拍手を送って下さい。) ひと昔前ですと、学校の担任がストップをかけて、ランク下の高校を受けさせたものですが、現在はすべて自己責任です。担任からの圧力はほとんどありません。受けるも自由、落ちるも自由といったところです。担任も塾も、都立一般校を受けさせて不合格者を出すというのは、不名誉ほかならない時代もあったのですが、今は当たり前のように不合格者が続出してしまいます。これが都立入試の現状です。今春の当学院の合格実績です。 中3生13名のうち、都立希望者は12名。
江戸川高校 江北高校 小松川高校2名 産業技術高専 墨田川高校2名 竹台高校 東高校 日比谷高校
今年2014年度の公立中高一貫クラス および中3クラスは満席となり、 募集は停止しております。 |
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