危機的な状況につきものなのが、フェイク、デマ、詐欺などです。
コロナの拡大に付け込んだトンデモ宣伝文句の一例です。
・感染予防にビタミンA、C、Dの摂取が有効。
・たんぽぽ茶が予防に効く。
・ウコンでウイルス対策。
・マイナスイオン発生器やイオン空気清浄機が新型コロナウイルスに有効、等々。
どれもこれも信じてはいけませんよね。
なぜ?
答えは簡単。新型コロナウイルスについての科学的な特性がいまだ不明だから。わかっていないものに対して、「予防に効く」だとか「有効だ」なんて、知名度なき一事業所が断定できるわけがありません。
トンデモ商品だけでなく、詐欺グループも暗躍し始めました。
・厚労省コロナ対策係をかたり、「お元気ですか。預金は500万円以上ありますか?」
・市役所コロナ対策室をかたり、「子ども一人当たり3万円の助成金を配る。キャッシュカードの番号を教えて。」
・メールのショートメッセージで「マスクを無料配布する」、等々。
お人好しの日本人はだまされやすい。同調圧力にも弱い。
お人好し、親切といった国民性は誉れ高きパーソナリティ。しかし、そのことが思考面において”あだ”となる。
科学的、合理的、理性的な思考といった点で、未熟さを露呈する羽目に。
俗っぽいたとえとして。
・○○を食べてダイエット(むかし、我が家の冷蔵庫から納豆が途切れることがありませんでした!?)
・血液型性格判断、等々。
血液型と性格には深い関係性があると考えている学生は、人種差別意識が強いという傾向がある、こうした調査結果があります。
考えるところ、日本人(もちろんすべてではない)は、科学性とか合理性といった思考に弱い。訓練されてきませんでした。結果、先入観やレッテル貼りという思考スタイルになびいてしまう。
これは教育の課題でもあります。
暗記中心の学習が科学的、合理的な思考を妨げてきたといってもよいでしょう。
とりあえず、コロナ便乗商品や通販を含めた詐欺には、十分注意しましょう。
すべてを疑うことです。信じてはいけません。
他人が黒、と言ってきたら、いやいや白の可能性もあるのではないか、
こうした批判的な精神を忘れずにいたいものです。
「専門家」の言うことだから、「新聞」に書いてあったから、
これらも危険です。
すべて疑うことから始めましょう。
本日は第2回目の課題手渡し日でした。
子どもたちの元気な表情を見て、一安心です。
「先生、宿題多すぎるよ」と言いながら、Social Distancing (
相手との接近距離)よろしく、わたしのふくらんだお腹にふれようとした子もいました。
お問い合わせ
0120-630-133