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4月20日(月) ひさびさに聴くポール・マッカートニ

2020.04.20 塾長ブログ

今日は少しばかり寝不足。

 

あの番組、前半だけ視聴しました。グッときました。

 

深夜1:30からのフジテレビ。 ”One  World :Together  at  Home ”

(世界は一つ、家で一緒に)

 

新型コロナウイルスと闘っている医療従事者に感謝し、応援する世界的な音楽イベントです。あのレディ・ガガが発起人のようです。

 

ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、スティービー・ワンダーはじめ多くのミュージシャンが自宅から映像で出演し、すばらしいパフォーマンスを披露してくれました。

 

私の世代だとやはり、ポール。1942年生まれなので御年78歳。

演奏前には。

 

「真のヒーロたちー世界中の医療従事者を讃えるこのプログラムに参加できることを大変光栄に思っています。パンデミックは世界的な危機であり、私たちはみんなで、団結してグローバル規模で闘わなければなりません。……私の母メアリーは第二次世界大戦直後から戦時中にかけて看護師と助産婦をしていました。医師や看護師、そして私たちの健康を維持してくれている医療スタッフの皆さんにはとてもお世話になっています。私たちはあなたを愛しています。……」

 

ポールは環境保護活動にも深く関与し、人間社会の健全化に寄与してきたという一面を持っています。

 

日本の歌手や俳優をはじめとする芸能人、もうすこし現行の日本の社会状況を熟視し、その知名度を利他的な発言、活動に結び付けてくれたらと願わずにはいられません。

 

桜を何とかする会において、あの首相とともに写真を撮りただただ喜びいさむ芸能人。’芸そのものの差’とともに、社会人としての’人間力の差’を痛感します。

 

決して芸能人を責めているのではなく、芸能界の土壌を変えていくというか、芸能人の新たな発信力に大きな期待を寄せているのです。

 

さて、ポールですが、何を歌ってくれるのか興味津々でしたが、選曲は

1968年発表、ビートルズのオリジナル・シングル ”LADY MADONNA”でした。

 

意味は ”聖母マリア”ですが、その内実はリバプールで働く貧しい労働者階級の女性、それもシングルマザーに捧げた歌とされています。

 

レディ マドンナよ  その足もとにいる子どもたち

いったいどうやって家計をやりくりしているのか

家賃を払うとき  誰がお金を工面してくれるというのか

お金は天から降ってくるとでも思っていたのか

(略)

レディ マドンナよ  その乳を吸う赤子

ほかの子どもにはなにを食わすんだい

(略)

水曜日の朝には新聞がこなかった

木曜日の夜には君のストッキングはボロボロ

(略) 

 

自分の子ども時代を思い起こし、詞にしたのでしょう。

当時のリバプールもそして今日の日本のシングルマザーも、状況には変わらぬものがあります。

 

看護師が不足して、子どもを置いて病院に行かざるを得ないシングルの方が多くいると報告されています。ポールは、今その苦難にある状況を世界に発信してくれました。ちなみに、ポールは15歳のとき、母親を乳がんで亡くしています。

 

One  World : Together  at  Home

今日時点でおよそ138億円が集まったそうです。

この半分があのAmazon.comの社長 ジェフ・ベゾスのポケットマネーと伝えられています。

 

ジャニーズ事務所もマスク50万枚、防護服3万3000着を調達したとの記事を見ました。

 

利益優先の競争社会よ、さようなら。

お互いを支え合う弱者に優しい社会よ、こんにちは。

 

ウエル学院、明日は第3回目の課題手渡し日です。

みんなの元気な顔がはやく見たい。

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