塾長ブログ

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8月集中授業が始まりました。 8月20日(月)

2012.08.20 塾長ブログ

教育に限って言えば、この夏はいじめに始まり、いじめで終わった夏でした。

 

大津の「いじめ自殺事件」の報道の在り方を見ていて感じるのは、警察の

教育現場への介入にあまりに無批判だ、ということです。

逆に言えば、警察権力の手を借りなければならないほど、

教育行政が破綻してしまっているということです。

 

とりわけ強調しておきたいことは、教師への管理強化です。

 

今のシステムでは、教師の視線は生徒一人ひとりに向けることは難しく、

校長-教育委員会といった管理者を意識せざるを得ません。

 

つまり、生徒からの評価よりも、管理者からの勤務評定に過敏に

させられているわけです。

 

民主的で自由なる教育活動が制限されています。子ども達と正面切って

向き合う時間がきわめて不十分です。

 

教育委員や校長と同様に、教師も”事なかれ主義”に毒されてゆきます。

いじめを見ても見ぬふりをする教師がいても当然の状況なのです。

余計なことにかかわって、マイナスの評価をもらいたくはありません。

 

”見ても見ぬふり”、これはぜひとも我が子と話し合っておきたいテーマです。

教師も見ぬふり、クラスメイトも見ぬふりでは、あまりにも過酷すぎます。

たった一人の正義派がいれば、助かった命。悔やまれてなりません。

 

保護者の皆様。2学期が始まる前に、我が子の前で次のような宣言を

しておいてください。

 

いじめを直接見たり、間接的に聞いたら、

見て見ぬふりをしてはダメ!人間として

自分が卑屈になるだけだから。

今や”傍観者の暴力”という言葉もある。

あなたもいじめに介入したことになるの。

見たり聞いたりしたら、先生に伝えるか、

お母さんに必ず話して!

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