数週間ほど前、某私立の中高一貫校から学校改革についてのお知らせが届きました。そのまま引用します。 記 1 2020年より、○○女子中学・高等学校を「男女共学」校とする。 2 難関大学合格者を大幅に増やすことを目標とした進学重視校とする。 3…
時折、お母さん方との面談で、学校のPTAについて話を振られることがあります。 「半ば強制的に役員にさせられた」「仕事を休んでまで学校に駆り出されることがある」「長く役員をやっているボス的なお母さんとの関係が・・・」等々。 わたしが情緒的な対…
お母さん方のすぐ近くに、偏狭で独断的ないわゆる昭和の「オッサン」や「バッサン」はいませんか。 古い価値観に凝り固まり、過去の成功体験に執着し、階層序列の意識が強く、よそ者や異質なものに不寛容な人のことを「オッサン」と呼ぶ人がいます(山口周『…
来年度予算の概算要求額が提出されました。イージス・アショア(ミサイル施設)の整備に2352億円、戦闘機F35A(6機)の取得に916億円……、防衛費は過去最大の5兆2986億円にも上りました。戦争準備のために5兆円とは!政府よ、もういい加減…
どの学年も実り多き夏期講習を終えることができました。 申し訳なく思ったのは、7月28日(土)の隅田川花火が翌日に順延になり、29日の講習に参加できなくなった生徒が多くいたことです。中学2年生クラスは、たった2名でした。講習の日…
「万引き家族」(カンヌ最高賞受賞)の興行収入が半端でないそうです。ぜひ見に行きたいと思っています。是枝裕和監督を知ったのは14年前の作品「誰も知らない」です。巣鴨で実際にあった子ども置き去り事件を題材にしたもので、これも国内外の映画賞を獲得…
「もっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるしてください おねがいします」 5歳で親からの虐待で殺された結愛ちゃん。どんな思いで書き綴ったのでしょうか。暖房も電灯もない部屋に一人押し込められ、十分な食事も与えら…
40代の母親の投書から。 「長時間拘束され、何とか宿題をこなして寝るだけ。部活が、勉強時間が取れない言い訳になっている。家事手伝いも読書もできず、地域とのかかわりも持てない。これで、多様に変化する社会で生きる力がつくでしょうか。」 「ブラッ…
国が壊れかけています。あのおバカ総理の傲慢さと反知性が、私たちの国と生活を崩壊へと導いています。近畿財務局で改ざんに加わった(加わざるを得なかった)職員が自死しました。「自分の常識が壊された」と親族に漏らしていたそうです。“権力による殺人”…
「彼女を除いて戦後日本文学は成り立たない」とまで言わしめた大作家・石牟礼道子さんが、先月お亡くなりになりました(90歳)。中高生には「人として絶対に読んでおくべき3冊の小説」として、この15年間変わらず石牟礼道子『苦海浄土』、住井すゑ『橋の…
都立高校普通科は、あいかわらず厳しい入試が続いています。 例年になく授業時間数を大幅に増やして、臨みました。 私も6週間、一日も休まず授業に集中しました。 取り急ぎ、都立高校の合格実績をご報告させていただきます。 中3生、保護者の皆様、そし…
受験シーズン到来。 心配性のお母さんには、今しばらく辛抱の日が続きますが、受験生を持つ保護者にあてた拙稿(「お母さん、明るくほがらかに」中3月謝袋同封)に目を通していただき、しばしリラックスしていただければと思います。 セクハラ市長にパワハ…
小学生が最近作った俳句です。 十二月 うすくなった カレンダー (5年 YKさん) 大そうじ ぼくのゲームが ごみ箱に (6年 HE君) 寒くなり ティッシュのごみが はんぱない (5年 HM君) 冬になり 目ざまし時計 役たたず (4年 …
また有名芸能人の2世が逮捕され、親の責任論が取り沙汰されています。芸能界に疎い私の論評など全く無意味なのですが、一言だけ。 父親は涙を見せながら「厳しく育ててきたつもりなのですが」と語っていましたが、やはり突っ込みを入れたくな…
8月の集中授業(8/21~8/30)は、生徒達に好評だったようです。 国語の読解テキストとしてコナンよろしく、推理ものを導入し、読み聞かせも毎日行いました。 教え子で小学校の教員志望のNさんに読んでもらい、今年早稲田に現役で合…
親の離婚や死別で対応を迫られたことは、一度や二度ではありません。 ただ、いまマスコミの餌食になっている「不倫」については、対応策が浮かんできません。中1のある女の子は、「(お母さんが不倫をしたら)お父さんと一緒に家を出て、一生…
この1,2ヶ月、若い女性の哀しみや苦しみに寄り添った本を多く読んでいました。 貧困という視点からは『最貧困女子』『シングルマザーの貧困』『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』。貧困と暴力という視点から『裸…
今月のNHKスペシャル『日本の家族が非常事態!?<わが子がキレる本当のワケ>』はとても興味深く、切り口にも感心しました。 私も24年も前に『反抗期を考える』という原稿用紙40枚程度の文章を起こしたことがありますが、内容的には心…
春先に数名の過年度生(いわゆる浪人生)が体験に来てくれました。現役の高3生に交じって真摯な姿勢で授業に臨んだものの、どこか浮かない表情をしているA君。「問1の語形変化問題は、時を表す副詞節中なので、ルールに従い現在形にする」、A君の手は止ま…
ウエル学院には3つの掲示があります。 入ってすぐの下駄箱の上には、孟宗竹で縁取られた額にこんな墨書が。 「幸せという花が あるとすればその花の蕾の ようなものだろうか 辛いという字がある もう少しで 幸せに なれそうな気がする」 今は辛いよ…
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