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「アメリカ独立宣言」に学ぶ

2026.07.08 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

今日のブログは歴史のお勉強になります。お付き合いください。

 

アメリカが独立革命を経て建国したのが250年前の7月4日。

派手な式典が行われ、世界各国が報道に時間を取っていました。

 

うぬぼれ屋で自画自賛大好きなトランプらしい「まやかし劇場」が、国民の血税を使って行われていました。

演出が華美になればなるほどトランプの貧相な人間性がにじみ出て、かえって気の毒に感じられました。

 

250年と歴史の浅いアメリカですが、建国の理念である「独立宣言」の崇高さは周知の通り(あの大統領には響かないでしょうが)です。

 

宣言は3部からなり、やはり第1部の「基本的人権と革命権に関する全文」が有名です。

 

「われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、造物主によって、一定の奪いがたい天賦の権利を付与され、そのなかに生命、自由および幸福追求の含まれることを信ずる。……そしていかなる政治の形体といえども、もしこれらの目的を毀損するものとなった場合には、人民はそれを改廃し、……新たな政府を組織する権利を有する……人民を絶対的暴政のもとに圧倒せんとする……政府を廃棄(することは)権利であり、また義務である。」(『人権宣言集』 岩波文庫より )

 

イギリスの圧政を革命によって退けた当時のアメリカ人民のはつらつとしたスピリットを感じます。

人権意識への高度な配慮、そして社会革命の正当性など、この前文の歴史的な意義は計り知れません(「平等」を掲げても、現実は女性、貧しい白人、黒人奴隷、インディアンなどに対しては差別、迫害、虐待は存続しつづけるのですが)。

 

高校生が使っている教科書にはこんな記述が見られます。

「自然法理論をよりどころに基本的人権をうたい、それを侵害する政府に対しては革命権を主張した。これは、統治は統治者の同意にもとづかなければならないという、近代民主政治の基本理念を明言したものであった。」(東京書籍 世界史B)

 

宣言が出されたのが1776年。

日本は江戸・田沼意次の時代です。杉田玄白(「解体新書」)、平賀源内(エレキテル)が登場します。

この時代、日本には平等、人間の生命、庶民の自由、幸福の追求などという西洋的で高尚な理念はもちろん存在していません。福沢諭吉の登場まで待たなければなりません。

 

市民を幸せにしない圧政的な政府に対しては、それを倒す権利ばかりか、義務がある。

格調高いセンテンスですね。

「権利」だけでなく、「義務」も発生するという点に、国民の政治参加の不可避性が当然視されていうように思います。

 

戦争や独裁的な政権が跋扈している現在ほど、アメリカ人だけでなく全世界の人々が 「アメリカ独立宣言」を熟読し、内面化し、行動に移すことを求められている時代はないように思っています。

暴力ではなく、民主的な手続きによって、戦争を厭わない横暴な独裁者、権力者を排除しなければなりません。

 

ゲームにあけくれる日本の子ども達(もちろんすべてではありませんが)、その何分の1の時間を使って、世界で起こっている深刻な現実に触れ、なにがしかを感じ取ってもらいたいです。

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

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