塾長ブログ

塾長ブログ

blog

反則級の大学受験コースが来春できます

2026.11.06 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

ウエル学院・月刊紙(「保護者の皆様へのお便り」11月号)の再録です。

 

今月号では「ある高校でこんな反則級のコースが来春できますよ」というお話をさせていただき、わが子の「将来」のとらえ方についても触れてみたいと思います。

 

反則級のコースとは、甲子園出場校でもある関東一高(新小岩)の「叡智(えいち)コース」です。

 

20名1クラスで、最難関国立大学に特化したカリキュラムのもと3年間鍛えるそうです。

反則級とは学費、諸費用を指します。入学金22万が0円。3年間の授業料145万が0円(他の私立も同様)。

施設費57,6万が0円。講習費・個別指導費64,4万が0円。

英・米修学旅行費50万免除。その他もろもろの費用も0円。

これにとどまりません。おまけまでつきます。

2年次の外部模試で優秀な成績を収めると3万円分の図書カードが、そして国立上位大学や早慶に合格すれば、1大学分の入学金のみ給付されます。

校舎も一棟まるごと叡智コースが使用し、自習室には時間になると東大や東京科学大の学生がチューターとして控えるそうです。

 

1年に3回ほど関一の先生が真新しいパンフレットや入試要項をもって来室してくれます。

次にいらした時にはこんな大胆な質問をぶつけてみようと思います。

「はたしてこのコースは高校生にとって“教育的”と呼べるものですか?」

 

困るでしょうね。どんな回答が返ってくるのでしょうか。

広く“教育的”とは、‘教育の憲法’と位置付けられている教育基本法(1947年公布)を貫く理念を指します。

その第1条(教育の目的)は次の通りです。「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。」

 

「人格の完成」ではなく、「受験学力の養成」では高等教育機関としての存在意義は否定されても仕方がありません。

「叡智コース」については批判どころ満載なのですが、関一はそれを見越した上での新コースの設立なのでしょう。

教育上の優越性よりも、今後の学校経営戦略の方を優先したものと理解できますね。

私立高校も‘私企業’ととらえれば、だれに批判されようと貫徹していくべきだとは思います。

ごく一部の生徒や保護者にとっては確かに魅力的に映るでしょう。

 

10数年前のこと、Y学園も同様のコースを設け、ウエルの高校生2名もそれに乗ってしまいました。

A君は母親の経済的な負担が大幅に軽減できると考え、担任の誘いを受け入れました。

自己主張の苦手なB君は、教育熱心な母親からの強い押しに抗しきれず一員にさせられます。

 

両名に対してわたしは、カリキュラムや拘束時間、高校側の意図という観点からNO!と言って勧めませんでした。

何より、二人の現時点での学力と大学へのモチベーションから判断し、先行きが見えていました。

案の定、A君は1年後にコースの変更を希望し、B君はどうなったのかわかりません。

 

宿題や小テストの負担が大きすぎて、Bくんは塾を続けられなくなってしまいました。

A君については他の受験コースに編入させてくれたことが何よりでした。

おそらくB君はつぶされてしまったでしょう。

 

「叡智コース」もY学園の受験コースも、「人格の完成」といった教育的な発想はなく、ひとえに「大学受験サイボーグ」 「合格実績製造人間」の養成を第一義的に考えていると言わざるをえません。

 

「才能に、投資を。費用は、わたしたちが引き受けます。」 

これが「叡智コース」のアピール・セールスポイントです。

教育学や教育心理学を少しでもかじったことのある者は、軽々しく「才能」という用語は出しません。

「受験に特化した才能」なら許せます。

 

わたしが問題にしておきたいことは、高校3年間の時間の使い方、生き方、生きざま、哲学です。

一生涯で最も感性が育てられ、豊かになるこの時期を、受験オンリーの日々でつぶされてよいのか。

 

これは「私立中学受験」と同様です。

つまり、二度とこない貴重な子ども時代を、塾や自宅の勉強机に縛り付けてもよいのか。

子どもとして、人間として大切にしなければならない何かを、収奪していることに気づかないのか。

 

“将来のため”という親側の常套句で子どもたちを縛り付けてはいないか。

“将来のため”ではなく、“いま、現在の充実”を最優先して考える、というのがわたしのとらえ方です。

不確かでコントロールできない未来のために、現在の喜びや生きがいを犠牲または放棄させることの無意味さと危険性を、親側は強く知るべきだと考えます。

 

高校生に繰り返し強調していることは、「部活でもなんでもよい。濃密に生きることを大切に。そして、将来の選択肢を狭めないために、大学入試のことは頭から決して離さないように!」と。

 

親の大切な役割のひとつが、子どもの自己成長力と生きる力に信頼を傾けること、です。

むかしの人はよく言ったものです。 『親は無くとも子は育つ』  子育ては楽観主義が一番!!

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

≪ウエルの頑張りっ子 中学部 前期・期末考査  80点以上≫  

中学1年 SKさん(文花) 社=87 数=91 理=95 英=93 (学年 2位) 

 IK君(墨田) 国=92 社=87 理=88 英=81

 HIさん(墨田) 国=82 社=94 理=89 英=94          

 KKさん(桜堤) 社=94 数=83 理=81 英=89 

 OS君(桜堤) 国=86 社=97 英=96

 TYさん(寺島) 英=93 社=83    

 OAさん(寺島) 国=81 社=87 数=80  英=86 

      

中学2年  MYさん(寺島) 社=86 英=96    

 OIさん(桜堤) 社=86 理=83 英=87

 YYさん(桜堤) 社=84 英=90  

 TYさん(墨田) 数=82   

中学3年  NK君(吾二) 数=83 理=86 英=82 

 ST君(桜堤) 社=85 

 HK君(桜堤) 国=82 社=91 理=84   

 IS君(寺島) 国=93 社=90 数=84 英=82 理=87   

 HT君(墨田) 英=86 理=87  

 KS君(墨田) 国=83

 TS君(墨田) 英=81 

 NT君(墨田) 国=93 社=95 理=88 英=90 

 

 

≪ウエルの頑張りっ子 高校部 進研模試(英・数・国) 7月)≫

高校1年  青山高校・KS君 280人中 25位 

       江戸川高校・MNさん 317人中 15位

       私立吉祥女子・SRさん 数学偏差値=69,5

高校2年  城東高校・TH君 312人中 9位

 

 

秋季生 募集中‼

お気軽にお問い合わせください。


Warning: Undefined variable $categoryIDS in /home/xs017704/wellgakuin.co.jp/public_html/wp-content/themes/wellgakuin-solution/single.php on line 44

戻る


Warning: Undefined variable $categoryIDS in /home/xs017704/wellgakuin.co.jp/public_html/wp-content/themes/wellgakuin-solution/single.php on line 46

menu


Warning: Undefined array key "jump" in /home/xs017704/wellgakuin.co.jp/public_html/wp-content/themes/wellgakuin-solution/footer.php on line 135