塾長ブログ

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新年度 小学部の保護者の方へのお便り・ご案内ができあがりました!

2023.01.31 塾長ブログ

ベテラン塾長からのお手紙

「頭がいい」の正体は、○○○です!!

 

寒さ厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

東向島で34年・ウエル学院、塾長の平野です。あなた様のお役

に立てる最新の教育情報をご提供できればと思います。

 

ウエル学院の前期15年間は、私立中学受験クラスを設け、合格者を輩出してまいりました。ところがある時を境に、受験クラスを閉じることにしました。熟慮を重ねての閉講ですが、主な理由は、小学生という発達段階からみて、『あの時間的、精神的負担』はいかがなものか、子どもによっては犠牲が大き過ぎはしないか、ということです。また、日常の学習はどうしても暗記と反復作業中心の『詰め込み』にかたよります。

 

“自分が小学生だったら、特に6年生の勉強中心(宿題も山ほど出るし!)の毎日は耐えられないな。”と、塾長としてなんとも無責任な‘悟り’に至ってしまいました。過度の負担は小学生の精神的な成長の弊害になる、ということが見えてきました。もちろん、受験を糧にして成長する子もいる一方で、親や塾の教師の圧力に屈しながら、心に不満をため込み、それから逃げられずに逸脱した行動に走ってしまう子もいます。気の毒です。

 

中学受験や私立中学の利点を自覚しながらも、その負の面にも注視していただきたい。キャリヤ40年のベテラン塾長からのご助言です。

 

区立の小学校・中学校で十分です。高校は都立の進学校(日比谷、戸山、青山、竹早、小松川など)に進み、GMARCH以上を狙っていこう!生徒達にはこう呼びかけています。ここ数年の合格実績として、早稲田、上智、明治、理科、中央、青山など、国立大学では筑波、岩手、千葉、横浜などが挙げられます。小学部から通ってくれた生徒がほとんどです。

 

わたしの方針のひとつが、「先伸びする生徒」「地頭の良い生徒」の育成です。柔軟な思考力をもった生徒、読解力に長けた生徒、ウエル学院の教育目標です。

 

話ががらっと変わるようですが、AIをはじめとするテクノロジーの発展や戦争を止めることができない国際社会、そして日本経済の低落と少子高齢化社会、先が全く読めない時代にあって、わが子をどのように育てていったらよいのでしょうか?

 

答えとして1つしか思い当たりません。わたしの答えは、 『強く深い思考力』 の涵養です。

予測不可能な未来社会における「生き抜く力」、それは日々の学習と実践から獲得する『強く深い思考力』と言ってよろしいのではないでしょうか。

 

思考力の源泉は何と言っても『国語力・ことばの力』です。

正確に読み取り理解する力(読解力)、ことばの豊かさ(語彙力)、考えや感じたことを文章化する力(表現力)、心を揺らし想像する力(情緒力)、これを国語力としましょう。

 

ここ数年、特に感じていること。それは、国語を苦手とする子が増えていることです。まずは語彙力(言葉の数)が不足しています。わたしも反省するところですが、親の多忙が子どもとの会話時間を奪い、じっくりと言葉を交わす機会が減っていること。さらに、スマホやゲームに充てる時間が長くなり(小学生の51.9%が1日に「3時間以上!」)、親子の会話量が、そして読書に向かう時間が圧倒的に少なくなっていること。語彙力の不足読解力の低下が、まさしく国語を苦手とする一番の原因です。

 

子どもにも親にも何の責任もありません。時代がそうさせているのです。では対策は?
その前にある保護者からのメールを紹介させてください。

 

「今年の夏休みの読書感想文、昨年のものと全く違って、成長の跡が見られました。学校の国語の文章題テストが見違えるほど解けるようになり、点数が上がっています。読解力がついてきたのは塾のおかげと思っています。引き続き宜しくお願い致します。」 〔2022/9/10(土) Mさんより〕

 

ウエル学院の小学部は、算数もきちっとやりますが、国語に特化した塾です。授業時間中、年間で、小2・3年生は73作品、4年生は87作品、5年生は96作品、6年生は100作品以上、それも名作ばかり、読破していきます。読解力ばかりでなく、心を揺らし想像する情緒力や人間として相手を思いやる優しさにあふれた心をも涵養したい。入室3か月もたつと、読書嫌いだった生徒も皆例外なく、1時間以上、集中して本に向かうことができるようになり、作文にも文学的な雰囲気が漂うようになります。精神面での安定をも図れます。これは立派な生涯財産です。

 

読解問題集を解いて答え合わせをする、こうした従来型の国語の授業では、残念ながら読解力は身につきません。ウエル学院では、名作を読破していくだけでなく、『小学生新聞』の一面を読みます。120字の『要約作業』にも取り組みます。そして『記述中心の読解問題』を毎回解き、わたしとの個人指導で作文力と読解力向上のための手順を学んでいきます。

 

読解力は、ただただ文章に向かわせるだけでは身につきません。抽象と具体の関係、対比関係、因果関係など論理に沿って読み進めさせることが求められてきます。こうした指導はアマチュアではなかなか難しい。

 

入試に限らず、読解力、国語力はすべての教科のベースとなり、生きていく上で大きな力になってくれます。プログラミングや英語など、読解力を身につけた生徒にとっては何の苦労もなく吸収しています。中学入学後に伸びる学力、すべて小学生時代に身につけた読解力、論理的思考力にかかっています。

 

ベストセラー『AI vs 教科書が読めない子どもたち』や「東ロボ君」(ロボットを東大に合格させる)で有名になった数学者・新井紀子先生は、やはり小学校での英語教育やアクティブラーニング、プログラミングに否定的で、「1に読書、2に読書、3、4がなくて5に算数」と強く保護者に訴えています。数学者でありながら、読書・読解力を力説している点に、注目しなければならないと思います。

最後に、冒頭の「頭がいい」正体は、○○○。 答えは“読解力”がはいります。国語界の重鎮であり、多摩大学名誉教授の樋口裕一先生の著作名(幻冬舎新書)から拝借させていただきました。

 

ぜひあなたのお子様をわたしにお任せ下さい。お電話お待ちしています。

末筆ですが、感染止まぬ毎日、どうかお身体にお気を付けください。   塾長 平野雅春

 

 

 

 

以下、ウエル学院に関するご案内を掲載させていただきました。

 

≪対象≫   小学2・3・4・5・6年生

≪授業日程≫月・火・水・金の4曜日から2日選んでいただきます。時間は、午後5時から7時。   2年生は応相談。 ※欠席や祝日については、他の曜日に振替ができます。

 

≪諸費用≫ 月謝=19000円(個人指導になりますので、若干割高になります。兄弟割引の特典もございます)。半年分諸雑費=14000円。半年分教材費=6500~7500円。

入会金=10000円。

 

      ※6年生には大好評の理科実験が用意されています。全6回で11000円。

      上記以外の徴収は一切ございません。小学部の季節講習はございません。

 

おかげさまで、ホームページ(ウエル学院 と検索してください)の『塾長ブログ』がご好評をいただいております。ウエル学院を知っていただくうえで、ご一読ください。

 

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 14:00~22:00  TEL:0120-630-133

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