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中学生必読書『新しい憲法の話』と昭和オヤジの言動

2023.06.17 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

高校生の中間考査の結果表から。自分から持ってきてくれたのが今のところこの3人です。

Rさん(都立江戸川高校) 英語コミュニケーション 358人中4位、 論理・表現 360人中4位

Riさん(私立G高校・特別進学コース) 数Ⅲ99点・1位、 化学演習95点・1位

Aさん(都立青山高校) 日本史A94点・1位、 政治・経済98点・1位      (6/16現在集計)

 

私立大学では学生の6割弱は推薦で入学します。年をまたぐことなく、年内に合格が決まります。

ご存じの通り、推薦では評定平均値がカギを握っています。高校1年時から、評定平均値の重要性を繰り返し強調していかなければなりません。

 

 

さて、本題に入ります。

名古屋城バリアフリー化の市民討論会で、エレベーターの設置を求めた身体障害のある男性に対して差別発言があり、その場に居合わせた河村市長は発言を制止できなかったとして謝罪を表明しました。

 

「(障害者は)我慢せよって話なんですよ。お前が我慢せよ」

「エレベーターは誰がメンテナンスするの。その税金はもったいないと思うけどね。」

 

非常識極まる暴論ですね。障害を持った方だけでなく一般市民の権利を守るためにも、市が主催した討論会なのですから、市長は発言を止めるべきでした。犯罪を見て見ぬふりをするのと同じ行為です。

 

新聞報道以上の細かいいきさつはわからないのですが、「またか!」とあきらめの感想以外ありません。

 

年齢的にわたしもその‘いちみ’なのですが、いわゆる“昭和オヤジ”(もちろんすべてではありませんが)の傲慢さと無知。その醜態をまたもさらけ出した結果となりました。

 

傲慢さは性格的なこともあるので、一生治らないかもれませんが、無知は学習の積み重ねによってある程度は‘修復’できます。

 

どんな方法で?

 

毎年中学3年生には、春休み中の課題として1冊(と言ってもA6版で77頁)のテキストを要約させています。

 

『あたらしい憲法の話』 (童話屋)

日本国憲法が公布された翌年(1947年)に、文部省(現文科省)が作成した中学1年生用の社会科の教科書です。

 

童話屋による「まえがき」にはこんな紹介文が。

「『日本国憲法』には、人が正しく生きる道が書かれている。人はだれも差別されずに平等であり、自由であり、幸せに一生を送る権利があると説いている。民主主義と国際平和主義が、この小さな地球の上で人類が生き残ることのできる唯一の道だということを、この教科書からぜひ学んでほしい。」

 

日本国憲法は 「人が正しく生きる道」であると説く。

「日本国憲法を世界遺産に」は聞いたことがあるフレーズですが、「正しく生きる道」とはなかなかのものです。

 

中学3年生になると公民を学びます。その予習としてこの一冊は最適です。日本国憲法の優秀性や、その内容をかなりかみ砕いて説明がなされ、ひと通りの理解ができるようになっています。小学5年生くらいからお薦めできます。文庫扱いで、315円(童話屋)。小学高学年の子がいらっしゃるご家庭には“必需品”です。併せて 『日本国憲法 付教育基本法 英訳日本国憲法』 (315円)も手元に置いておきたいですね。“憲法博士ちゃん”になって、サンドウィッチマンとマナちゃんの番組にぜひ出演してもらいたいです。

 

さて、“昭和オヤジ”への特効薬。それは「人が正しく生きる道」を説く日本国憲法の学びです。

憲法改正を声高に叫ぶ御仁も多々いらっしゃる中、この学びを実行に移すには相当の苦労が。

 

日本国憲法の成立過程をぜひ歴史学の業績を追うことによって、学んでおきたい。

「アメリカからの押し付け」などといった暴論から解放されるはずです。わたしも学生時代に相当の時間をかけて成立過程を勉強しました。法律論だけでなく、さまざまな人間模様もあって、夢中になって書物にあたった記憶があります。

 

わたしたち“昭和のオヤジ”に欠けている認識は、有名な以下の3箇条です。

 

第13条 すべて国民は、個人として尊重される。

第14条 すべて国民は、法の下に平等であって……差別されない。

第99条 ……国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。

 

 

国の「最高法規」である憲法を順守するのは、人として最低限のマナー。義務まで伴う。

障害のある方に対して、「お前が我慢せえよ」とか「その税金はもったいない」などの発言は、憲法以前の常識、道徳、倫理観の欠如以外何ものでもありません。

 

オジサン達へ、「すべて国民は」の意味は読み取れていますか。

障害のある方も、性的なマイノリティーの方も、すべての人間は差別や排除されることなく、ということですね。わたしを含めた昭和のオジサン達は、この点の認識が極めて弱い。というより、権威主義的な行動様式になぜか毒されてしまっているのです。

 

このつづきは次回にて。

 

ただ今の時刻15時12分。

定期考査も達成度テストも学年で1番を取って来るH君が自主勉にやって来ました。

テスト直前に試合が入り、「今度のテストはうまくいかないかも」とめずらしく弱音を。

弱音が吐けるくらいでいい。

「あまり得点や順位にこだわらなくていいよ! Take it easy! 」

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。

 

 

 

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