墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
夏期講習3日目。
中3と高3は、午前11時から午後6時40分までの長丁場。
時間割や作業内容に工夫を入れての毎日。皆、辛抱強く、はつらつと取り組んでいます。
さて、話題は夏休みの宿題の定番、読書感想文について。
身震いするほどのイヤーという嫌悪感。
小中学校時代、これほど苦しめられた宿題はありません。
何をどう書いたらいいのか、教わっていないし、それに言いたいことが文章になりません。
苦行そのものでした。
こんな経験がトラウマになっているからなのでしょうか、生徒達に読書感想文を課題として出したことがありません。
小学生には毎時間、名作にあたらせていますが、塾の『読書ノート』に記入するのは、読んだ日付、10点満点評価、そして「1行作文」のみです。ウエルには『百字作文用紙』がありますが、これはわたしが「読み聞かせ」をしたときにのみ使用します。
小中学生に作文で多くの時間を費やさせるなら、その分を他の名作の読書に回したらどうか、というのが持論です。「書く」には訓練が必要です。それもしないで読書感想文の丸投げは、罪ですね。親への、あるいは塾の先生への丸投げです。これにどんな意味があるのでしょう。
いまや、読書感想文がスラスラ書ける作文シートとか読書感想文のためのフォーマットなるものが出回っています。そして、最後の頼みは、そう「生成AI」です。
文科省から指針が発表されました。生成AIを利用した成果物をそのまま提出することは、不正行為になると。
「書く」ことの教育的な重要さは言うまでもありません。
ただし、これまでのような「丸投げの読書感想文」はもうやめにしましょう。読書そのものに興味を失わせる危険性もあります。
ごく限られた生徒は、自力で感心するような感想文を書いてきます。そうした子を観察してみると、そもそも読書の質が違っています。登場人物への深い感情移入、物語の背後にあるものへの熟慮、主人公と自分自身との置き換えなど、読み込む力が優れています。こうした子にとって読書感想文は、苦行どころか、創造的(想像的)楽しさそのものです。
読書好きな子も、そうでない子も、この夏、1冊でも多くのすばらしい本との出会いがあることを祈って。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
本日もお読みいただきありがとうございます。
酷暑の折、ご自愛ください。
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≪夏期講習日程≫
前期 : 7/21~8/4の12日間 (7/24・29、8/2は休み)
後期 : 8/21~31の9日間 (8/24・28はお休み)
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