国連の事務総長が「地球は沸騰化の時代」に入ったと述べたように、日本も「熱帯」に属するかのような酷暑に見舞われています。酷暑と連動しているのが、これまでと異なった動きをする大型台風や線状降水帯。
自然は、人間の利益優先の我欲を許すことはありません。世界各地で起こっている異常気象や災害。自然からの厳しいしっぺ返しととらえるべきでしょう。自然に対して敬虔な姿勢を取り戻すラストチャンスかもしれません。今を逃したら、未来は……、こんな悲観的な気持ちにさせられませんか。
汗を垂らして夏期講習に通ってくれました。どの学年も充実した学習内容をクリアーしました。欠席や遅れについては、この集中授業で取り戻します。
さて、今月のお便りでは「大学入試のトレンド」をひとつご紹介して、今後の学習指針の一助としていただければと思います。
トレンドとは『データサイエンス学部・学科を新設する大学の急増』です。
保護者の皆様の時代はおそらく『国際○○学部』に代表される「国際」の二文字がまさにトレンドでした。いまはそれとは比べられない速さで「データサイエンス」系の学部が新設されています。
経産省の発表によると、2030年にはデータサイエンティストを始めとするIT人材が約80万人も不足すると予測され、政府は「理工農」分野への財政支援を始めました。
データサイエンスとは、統計学に情報工学などの手法を組み合わせて、膨大なデータを解析・処理して、新たなる価値を創造していくというものです。わたしも不勉強で詳しく説明できませんが、明らかなことは高等数学や統計学、そしてプログラミングの素養が不可欠になってきます。
今後は文系や理系に関わらず、「読み・書き・そろばん」に「データサイエンス」が加わることになります。いや、もう現実化しています。小学生のプログラミングの必修化、中学の技術家庭での情報技術、そして何と言っても2025年からはじまる共通テストでの「情報Ⅰ」。
ガチガチの文系大学である明治学院大学や大妻女子大学(他多数)が率先してデータサイエンス学部を新設するなどは、まさに社会からの急務な要請に他なりません。
「先生の言う通りでした。やっぱり高校で数Ⅲまで勉強すべきですね。」
文系の女の子が大学の「統計学」の授業についていけず、わたしにこぼした一言です。
“文系の生徒にも数Ⅲまで必修にせよ!”というのがむかしからの持論です。
レベルを下げてでも学習させるべきなのです。大学受験を念頭におくカリキュラムは、そろそろ改めなければなりません。
文系の学生が肩身の狭い思いをする時代になった? いやいや、そうではありません。
「文理融合型のデータサイエンス教育」がまさしくトレンドになっています。
ただし、英語と同様に“数学弱者”は、将来の進路選択の幅を狭くしてしまうことは確かなようです。
保護者の皆様へ。
低学年よりわが子の理数系的な関心、好奇心が高まるような意図的な働きかけを‼
以下、“ウエルの頑張りっ子”の登場です(8/4現在の報告)。
中1:Kさん・桜堤(墨田区学習状況調査 5科=425.3点) 中2:S君・墨中(同 5科=455.5点)
中3:H君・桜堤(英検3級合格 ・ 柔道 都大会ベスト8←区立中学でこの成績は立派!)
高1:Rさん・都立江戸川(1学期 評定平均4.6) Y君・関東一高(評定10段階 9.0)
高1:K君・都立本所(英検準2級合格) 高3:Rさん・実践学園(1学期定期考査 英演=88点 、英C=90点 3位、化学=94点 2位、数Ⅲ=95点 2位、数Ⅲ演=96点 1位)
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◎次のブログに目をお通し下さい。
ウエルの授業風景や生徒達の様子がお伝えできればと思います。
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・小学部
2023.02.28 ウクライナ民話『てぶくろ』と国語の授業風景
2023.01.31 新年度 小学部の保護者の方へのお便り・ご案内ができあがりました!
2022.12.14 読解力は小学低学年から~ウエルの国語~
・中学部
2023.01.31 新年度 新中学1年生(現6年生)のご案内が出来上がりました!
・高校部
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