墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
広島G7サミット、前回に続きもう1点だけ書かせていただきます。
わたしの年代ですと、「広島」は“ヒロシマ”という感覚が身についています。
“ノーモア ヒロシマ” “ノーモア ナガサキ”というように、「人類史上唯一の被爆地」という内実から、カタカナ表記で強調します。
学生時代、1人旅を気取って広島に赴き、8月6日の式典に参加させていただきました。原爆資料館にドーム、夜は灯篭流しにじっと手を合わせてきました。ある人(いまでは日本を代表するジャーナリストであり、映画監督であります)のつてを頼って、被爆者のお宅にお邪魔させていただき、1時間半もの時間を取っていただきました。
あるときは涙をおさえながら、「罪もない何人もの人が殺されましたよ……」「何もしてあげることができなかった……」「むなしい戦争でした……もうわたしたちだけでたくさんです……」 あるときは痛々しいほど心ぼそく、「わたしたちのからだはセメントがボロボロになったような状態なんです……」「結婚問題、就職問題、ずいぶん差別を受けてきました。今でもそうなんです。」 またあるときは肩をいからせて、「わたしたちはモルモット扱いにされたのです。(原爆は)不必要だったのです。」「被爆者の願いである援護法がききいれてもらえない限り、戦争は終わっていないという意識でくらしています。」
前置きが長くなってしまいました。
わたしががっかりしたこと。
岸田首相は「核兵器のない世界」を声高に強調していました。しかし、雄叫びだけで現実的で具体的な行動指針が何もない。核兵器禁止条約を相変わらず無視し続けている。
「核兵器のない世界」と言いながら、アメリカの「核の傘」に安住するといった矛盾を解決しようとはしません。
ゲンが生きていたら何と批判するのでしょう。
「政治家はうそつきばかりだ。物事をごまかす。核兵器を本当になくしたいなら、核に関するありとあらゆる禁止条約に署名するはずだ。核の抑止論を守り通すかぎり、核の廃絶なんてありえない!」と。
今日もまた入室するなり、自主的な読書をはじめました。
小学5年生のR君です。わたしが強制したわけではなく、自然と書棚に手が向いたそうです。
10巻ものなのに、もう4回転しているといいます。
そう、中沢啓治 『はだしのゲン』(汐文社)です。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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