墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
9月は “お話タイム”(保護者との個人面談)月間です。
毎日30分弱の時間を取っていろいろなお話を聞き、わたしからも率直な意見やアドバイスをさせていただいています。
多くの保護者(ほとんどは母親ですが)の悩みどころの1つが、スマホやゲームへの依存です。
子ども家庭庁の25年度調査では、平日1日あたりのインターネット利用時間は、小学生(10歳以上)=約4時間、中学生=約5時間30分。
中高生の4人に1人が、ネットにのめりこんで勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったりしています。
それにしても長い。中学生であれば、部活を終えて帰宅後、塾がなければ寝るまでスマホやゲーム漬けとは。どう見てもメンタル的にも、身体的にも不健康です。
わたしがこれまで繰り返しお伝えしてきた点は、以下の3点です。
1点目は、子どもに「スマホを買い与えるのではなく、貸し出す」という発想に立つこと。
夜の〇時になったら返してもらいます。
2点目は、親子間の「対話によるルールづくり」を徹底してほしい。
「制限」について話し合いを続け、破った時の罰則も決めておく。
3点目は、なかなか難しいのですが、さらなる熱中対象を見つける。
生活時間の振り分けです。
こんな程度のことしか思いつかないのですが、要は、厳しい言い方になりますが、「自己管理能力の陶冶」にどれほど成功しているか、こうした親としての反省点も同時に問われてこなければなりませんね。
面談の中で、小学生を持つあるお母さんは、「おかげさまでKは、ゲームが好きなのですが、自分で時間を図って、だらだらやり続けることはないように思います」。
また、ある卒業生(F・Sさん)は「後輩たちへ」という題で冒頭、次のように述べています。
「高校3年間は非常に短いです。だからスマホなんかいじくって無益な時間を過ごさないでください。」
この2人に共通することをあえて挙げさせてもらえば、成績は上位に入りますが(‘特別に’できるわけではありません)、なによりも同世代に比べ“精神的に大人”ということです。
今自分がやるべきことを認識して、先延ばししないという意志が感じられます。
あるものを手に入れたければ、あるものを「断念する」という大人としては当たり前の哲学をすでに獲得しています。哲学だけではなく、実践に、行動に移すことができています。
どのようにしたらこうした前向きな意志や自己管理能力が育つのでしょうか。
発達論的な観点に立てば、『幼少時からの配慮的な関わり』ということになるのでしょう。
親が子どもの前を歩くような過保護、過干渉の対極にあるのが、『配慮的な関わり』です。
子どもに前に歩かせ、自分で考えさせ、自分で判断させ、自分で行動させ、自分で責任を取らせる。
この一連の流れがどれほど習慣化されてきたか。
子育ての理想ですね。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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