今年度の共通テストの英語(リーディング)について少しだけふれておきます。
わたしも解いてみましたが、平均点53.28点が示す通り、難化(過去最低!)しています。
難化の原因は一言「問題文の分量が多すぎる」ことです。
おそらく、上位20%の学生しかまともに対処できなかったのではないでしょうか。
「じっくり読みこんで、展開や論理をおさえる」といった読解の基本姿勢を純粋に守っていたのでは、間に合いません。じっくり読んでいたら、おそらく平均的な高校生では問題の8割程度しか終えられません。それだけ分量が多いのです。
一般に言う「文章読解力」が求められているのではなく、「俊敏な情報処理力」がすべてなのです。
言うなれば、”2つの絵を見て間違いを探す、それも瞬時に”。
実は、共通テストの英語はこれに近いものがあります。
本文と設問のそれぞれの英文を、素早く見比べる’動体視力’が求められてきます。
わたしは当初より共通テストの英語の出題内容及び時間設定に賛成していません。
数学なども同様で、むだな問題文が受験生をいたずらに当惑させています。
時代はスマホ遊びに代表される「映像文化」が中心ですが、高校・大学入試問題はこれまで以上の「大量の活字」であふれているのです。なんとも言えぬこのギャップですね
。
『AI vs 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)や「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトで有名な数学者・新井紀子教授は、こんな助言をしています。
「すべての学びは読解力から始まります。最も大事なことは、中学高校の期間で自学自習できる汎用的な読解力を身につけておくこと。その力があればこれからの時代、どんな変化があっても自ら学び、道を切り開いていけるのではないでしょうか。」
少しでも活字の世界に引き込むことが、わたしの責務でもあります。
動体視力は後回しです。まずは「汎用的な読解力」を身につけさせていきます。
※新年度の授業は3月1日(金)からスタートします。
本日もお読みいただきありがとうございます。
≪大学 推薦合格者≫
Y・Kさん 千葉商科大学(人間社会学部)
G・K君 日本大学(生物資源学部)
R・Hさん 東京理科大学(理学部)
≪英検合格者≫
中2 A・Hさん 3級 中3 A・Sさん 準2級
≪定期テスト 90点以上≫ 80点以上を掲載したいのですが、スペースが……(ごめんなさい🙇)。
中1 H・K君 国語=92点(入塾3ヶ月で学年順位を30位上げる)
中2 T・K君 社会=92点
中2 S・Sさん 5科445点(最高順位) 中2 S・K君 5科470点(全科目90点以上)
中2 H・T君 5科484点(学年1位 数学と社会は100点)
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