墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
以下はウエル学院月刊誌 『保護者の皆様へのお便り』(11月号)から小学部および中学1年あての‘伝言’をそのまま引用いたします。
≪小学部≫
行動遺伝学の第一人者でマスコミも注目している安藤寿康氏が、最新の著作でこんな提言をしています(『教育は遺伝に勝てるか?』2023年 朝日新書)。子どもの学力評定には統計的に次の項目が関わっていることが明らかになった。①読み聞かせをしたり読書の機会を与えてあげること。②親が子どもに「勉強しなさい」と言わないこと。③子どもをたたいたりつねったりしないこと。このうち一番学力に影響を及ぼしていたのは、①の読み聞かせと読書でした。まさにウエル学院の小学部の国語そのものです。これに加え、新聞記事の音読と要約そして記述式問題を豊富に解いています。弟妹さん、早い時期に連れてきてください。待ってます。保護者の方もぜひ子どもと一緒に読書に向かってください。
≪中学1年≫
9月以降に入塾してくれた生徒と初めからいる生徒間の学力差が著しいです。特に英語が。驚くほど基本が定着していません。もちろん生徒本人に責任はありません。小学時代のお遊び英語や個人塾そして中学校での指導の在り方、その弊害が各生徒にのしかかっています。「話す英語」を過剰に意識してなのか、書けないのです。単語の正確なスペリング、基本英作文が壊滅的です。暗記力も育っていません。英語は主語+動詞をまず並べる、こうした極めて初歩的な文法事項も……でした。
気がかりなもう一点は、日本語のボキャブラリーが……。これに難があると英語の吸収力にも負の影響を与えることがわかっています。鍛えがいのある1年生、勉強の基本作法を体得できるまでにまだまだ時間がかかりそうですが、一歩一歩着実に進ませます。
ちなみに当初からいるYM(立花)、KS(桜堤)はともに英語は⑤でした。
読書は言うに及ばず、読み聞かせの価値はいくら強調してもしきれません。
親子の温かなぬくもりに包まれて、言葉を知り、発せられる音に敏感になり、絵と文から独自の想像力を働かせ、感情をゆすぶられる。脳の成長にも格好です(当然のこと、嫌がるわが子に強制するのは論外ですが)。
わたしはいまだに小学部において絵本の読み聞かせを続けています。
言葉、言語、ここでは子どもたちの語彙力・ボキャブラリーを問題にします。
アニメ、ゲーム、ユーチューブなど映像文化にどっぷりつかった子どもたちの活字離れが著しい。
当然語彙力が不足します。
読む・考える・判断する・話す・書くなど日常のなかでのこれらの行為は、すべて言語によるものです。
語彙力が不足すると学習面はもとより、子どもたちの精神的な活動にも負の影響を与えることに繋がってきます。
超人気講師(現代文)のひとり出口汪氏(昨年、講演会に出席させていただきました)は、「国語力が人生を変える」としてこんな名文を残しています。
「国語によって言葉の力を身につけた子どもは、豊富な語彙力に比例して、様々な角度からものごとを見たり、微妙で繊細な心のありようを感じたりすることができるようになります。その結果、詩や文学作品を読んでも、単に好きか嫌いかに留まるのではなく、様々な価値観や人の心の奥底にあるものを理解できる、深みのある人間に育っていくのです。」(『子どもの頭がグンとよくなる!国語の力』 水王社)
“深みのある人間” まさしく教育の、子育ての目標ですね。
学校の成績や学歴などに親の関心が向けられますが、こう
した理想の人間像を描いて子ども達を見ていきたいものです。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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