墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
区立中学の前期中間考査が先週で終わりました。
2週間後には高校生の第1学期期末考査が始まります。
何度注意してもやめられない勉強法のひとつが、“ノートに要点をまとめる”というもの。それもごていねいに何種類もの色ペンを使って。中学生の女子に多いです。
ウエル学院では特別な場合を除き、単純な要点まとめは「禁止事項」となっています。
「1600年に徳川家康は、豊臣秀吉の支配をそのまま続けようとする石田三成らの大名を、関ヶ原の戦い(岐阜県)で破り、全国支配を強めて、1603年に朝廷から征夷大将軍に……。」
教科書を写しただけですね。
まとめるなら次のように「穴埋め式の問題文」にする。
「( )年に( )は、( )の支配をそのまま続けようとする( )らの大名を、( )( 県)で破り、全国支配を強めて、( )年に ( )から( )に……。」
答えは欄外にまとめておくか、( )に赤ペンで記入し、赤下じきを利用して、何度も暗記作業をする。出来なかった箇所には必ずチェックを入れて、繰り返し書いて、声に出して覚えるというもの。
地名(岐阜県関ケ原)などが出てきたら、自分で略地図を書いて、その位置を記入しておく。
ノートに「問題文」を書く時間を節約したければ、ワークなどの解説文・まとめ文をそのままいかして、暗記事項をラインマーカーで塗りつぶし、赤下じきで「穴埋め式の問題文」と同じように暗記する。
勉強が苦手な子ほど、手が動きません。穴埋め問題が作れません。じっと教科書を見つめて「テスト勉強、ハイ終わり」、こうならないよう注意しましょう。しっかり寄り添ってあげましょう。
単純な知識の暗記、もちろん大切な基本作業ですが、昨今の入試問題では上位ランク校ほど「思考力・創造力・記述力」を試す問題が散見されます。
よく引き合いに出されるフランシスコ・ザビエルに関する例題です。
【知識・理解思考の問題】 「ザビエルがしたこととして正しい選択肢をすべて選び、年代順に並べなさい。」
【論理的思考の問題】 「キリスト教の日本伝来は、当時の日本にどのような影響を及ぼしたのか、200字以内で説明しなさい。」
【創造的思考の問題】 「もしあなたが、ザビエルのように知らない土地に行って、その土地の人々に何かを広めようとする場合、どのようなことをしますか。600字以内で答えなさい。」
(石川一郎 矢萩邦彦 『先生、この「問題」教えられますか?』 洋泉社 2019年より)
一問一答的な暗記スタイルの学習では、たどり着けない思考問題になっています。
よく言われる「答えのない問題」への取り組み、旧態依然とした指導では太刀打ちができませんね。
教師側の「思考力・創造力」が問われているようです。
今日から高校生の試験勉強が行われます。
ウエルの中学生・高校生は耳にタコができるくらい聞かされています。
「この1時間が終了した時点で、本番のテストが行われる、そのつもりで点数に直結するようなテスト勉強をしなさい。」
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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