墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
数日前、高3生の授業のイントロでイスラエルとパレスティナの対立の歴史、ハマスとの軍事衝突についてふれました。
世界史を受験科目にしている生徒はもちろん、理系の生徒も初めて聞くようなそぶりで話に喰いついてくれました。時間の都合上、極めて常識的な話しかできませんでしたが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の基本的な知識や聖都エルサレムの歴史や現状には興味をそそられた様子でした。
わたしのよもやま話に関心を持って聞いてくれるのはうれしいのですが、残念なのは社会的な事象について無関心というか、自分事として受け入れる素地が育っていない(俗にいう“社会オンチ”)というのが、大方の高校生です。
高校3年生は有権者となる年代です。学校ではもちろん「有権者教育」なるものは存在しません。これでいいのでしょうか。責任をもって大切な1票を投じられるのでしょうか。
日本の高等教育のあり方として、高校生を一市民として、社会人として育て上げることができていないという大きな不備、ウィークポイントがあるとわたしは思っています。
「受験の勉強さえしてればそれでよい」 こうしたあり方を改める時期が来ているのではないでしょうか。
大きな視点に立つと、日本の民主主義や人権意識が深化しない理由の一つが、この高校時代の有権者教育の不在にあると見ています。
大人のやることにまっとうにプロテスト(抗議)できるような高校生がたくさん育ってくれたなら、日本はもっともっと生きやすい社会になるのではないでしょうか。理不尽な大人たちの言動に怒りをもって、そして論理的に、理性的に立ちふさがる高校生。部活や文化的な活動、大学受験に打ち込みながらも、現代社会の諸問題にも積極的に関わっていく。
“社会認識に長けた高校生” “主体的に社会とかかわる高校生” “抗議する高校生”
こうした高校生像が早急に待たれます。
鍛えられた高校生ならジャニーの性虐待にも 「ノン!」と力強く拒否できたかもしれません。
「アイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場 完全に品格に問題があります」など人権無視の国会議員を高校の論争の場に引きずり出して、辞職を迫ったかもしれません。
高校生には果てしない知力とパワーと団結力があります。
日本社会は彼らの未来にかかっています。
都立高校生は「定期テスト勉強週間」に入りました。
とりわけ高校1・2年生にとっては、推薦入試がもてはやされる中、評定平均を上げておく必要があります。はっぱをかけ続ける毎日です。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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