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福岡県の糸島でも(その2)

2026.04.18 塾長ブログ

墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。

 

福岡県糸島市にはムスリム(イスラム教徒)の子どもたちが通う、インターナショナルスクールがあります。

現在、モスクの建設が計画されていますが、反対の署名運動やSNS上でムスリムへのヘイトスピーチが繰り返されています。

福岡県内では、在日コリアンへのヘイトスピーチを行ってきた団体が、福岡市のモスク前で街宣活動を実施したとの報道も見られます。

 

外国人を差別し、排斥する排外主義が横行しています。

どう見てもその正当性はつゆも感じられません。

いまや地域経済を下支えし、なくてはならない人たちであるにもかかわらず、論拠なきヘイトスピーチは止むことがありません。おまけに犯罪が増えたなどのデータなきフェイクをばらまいて、市民の不安をあおっています。

 

わたしは大学院時代数か月、マレーシア(マラヤ大学)に滞在して、現地大学生の意識調査に参加し、多くのムスリムと交流を図ってきました。

ムスリムの大学生にマレー語を習い、教育委員会の役人さんと出会い、農村では高床式の住宅に泊めてもらい、結婚式にも招待してもらいました。

 

そうした直接の経験から皆様にお伝えできることは、ムスリムの方々は皆親切で、心優しく、とてもまじめです。

人を蹴落としたり、人権や平和に反することとは無縁な存在です。

すべてはイスラムの教えからなのでしょう。

過激派などはごくごく一部の例外的な問題です。

 

糸島の人たちに、そして反対運動をしている方に訴えたいです。

ムスリムの人たちと直接会って話をしてください。交流の機会を持ってください。

きっと安心が得られるはずです。

 

わたしの住まいから歩いて5分以内のところに2つのモスク、小規模ですが、があります。

ムスリムの方がなんらかの犯罪に手を染めたとか、近隣に迷惑をかけたとか、そうした話は一切聞こえてきません。

 

どうも日本人の一部は、外国人に対して寛容さに欠ける傾向があります。

日本政府も、排外主義的な傾向が目立ちます。

例えば、外国人に対する寛容の指標でもある「難民認定数」。

カナダ、ドイツ、フランスは4万人台(1年間)、英国、米国はおよそ3万5000人に比べ、日本はなんと187人しかいません。

海外からは日本の認定数はアブノーマル(異常)との悪評を買っているのです。

 

日本人には(もちろんすべてではありませんが)、‘異質なもの’を排除しようとする力学が強く働く傾向があります。

歴史をひも解けばわかるように、社会の健全さは、異質な対象をどの程度寛容に受け入れるかで判断できます。

 

「日本人ファースト」などという政策は、不健全な社会形成に他ならないとわたしは思っています。

 

何の根拠も大義もない「モスク反対運動」に参加する親と、ムスリムの人たちとの交流会に参加しお互いを認め合う親と、子どもたちはどちらの親についていき、尊敬するでしょうか。

子どもは親の背中を見ていないようでしっかり見ています。

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

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