墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
福岡県糸島市にはムスリム(イスラム教徒)の子どもたちが通う、インターナショナルスクールがあります。
現在、モスクの建設が計画されていますが、反対の署名運動やSNS上でムスリムへのヘイトスピーチが繰り返されています。
福岡県内では、在日コリアンへのヘイトスピーチを行ってきた団体が、福岡市のモスク前で街宣活動を実施したとの報道も見られます。
外国人を差別し、排斥する排外主義が横行しています。
どう見てもその正当性はつゆも感じられません。
いまや地域経済を下支えし、なくてはならない人たちであるにもかかわらず、論拠なきヘイトスピーチは止むことがありません。おまけに犯罪が増えたなどのデータなきフェイクをばらまいて、市民の不安をあおっています。
わたしは大学院時代数か月、マレーシア(マラヤ大学)に滞在して、現地大学生の意識調査に参加し、多くのムスリムと交流を図ってきました。
ムスリムの大学生にマレー語を習い、教育委員会の役人さんと出会い、農村では高床式の住宅に泊めてもらい、結婚式にも招待してもらいました。
そうした直接の経験から皆様にお伝えできることは、ムスリムの方々は皆親切で、心優しく、とてもまじめです。
人を蹴落としたり、人権や平和に反することとは無縁な存在です。
すべてはイスラムの教えからなのでしょう。
過激派などはごくごく一部の例外的な問題です。
糸島の人たちに、そして反対運動をしている方に訴えたいです。
ムスリムの人たちと直接会って話をしてください。交流の機会を持ってください。
きっと安心が得られるはずです。
わたしの住まいから歩いて5分以内のところに2つのモスク、小規模ですが、があります。
ムスリムの方がなんらかの犯罪に手を染めたとか、近隣に迷惑をかけたとか、そうした話は一切聞こえてきません。
どうも日本人の一部は、外国人に対して寛容さに欠ける傾向があります。
日本政府も、排外主義的な傾向が目立ちます。
例えば、外国人に対する寛容の指標でもある「難民認定数」。
カナダ、ドイツ、フランスは4万人台(1年間)、英国、米国はおよそ3万5000人に比べ、日本はなんと187人しかいません。
海外からは日本の認定数はアブノーマル(異常)との悪評を買っているのです。
日本人には(もちろんすべてではありませんが)、‘異質なもの’を排除しようとする力学が強く働く傾向があります。
歴史をひも解けばわかるように、社会の健全さは、異質な対象をどの程度寛容に受け入れるかで判断できます。
「日本人ファースト」などという政策は、不健全な社会形成に他ならないとわたしは思っています。
何の根拠も大義もない「モスク反対運動」に参加する親と、ムスリムの人たちとの交流会に参加しお互いを認め合う親と、子どもたちはどちらの親についていき、尊敬するでしょうか。
子どもは親の背中を見ていないようでしっかり見ています。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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