墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りです。
イスラエル軍の空爆は止むことがなく、ガザ地区の死者は15,000人。そのうち子どもが6,000人に上ると言います。
連日の報道はあまりにリアルで目をそむけたくなります。
国連事務総長の「ガザは子どもの墓場になりつつある」という警鐘を国際社会に発しました。しかし、アメリカがイスラエルを支援しているせいなのか、先進国の反応は鈍い。
6,000人という死者数だけでは伝わらない一人ひとりの子どもが生きた証、そしてその子を愛してやまない父と母の存在。数字では思いを馳せることのできない現実に、わたしたちは目を向けなければなりません。
題は万葉集、山上憶良の名歌。
〽優れる宝 子にしかめやも
子どもはわたしの、社会の、国の、世界の宝だ。
金銀などと比べられないほど愛おしいのだ。
意訳するとこんな感じでしょうか。
そんな愛おしく罪なき存在の子どもたちが、心休める間もなく恐怖におびえ、無残にも殺されつづけている。ほんの一握りの政治指導者のエゴで。
日本の○○めがねも、イスラエルの閣僚が原爆を使うことも1つの選択肢だと声明をあげた時、何ひとつ批判や抗議をしませんでした。これが広島県出身の総理だと言う。実に情けない。同じ大人として子どもたちに顔向けができません。
紛争、戦争になればまず弱者である子どもやお年寄りが大きな犠牲を受けます。
昨日も重症の子どもたちが担ぎ込まれた病棟がTVで報道されていました。片目がつぶれてしまった少女。両足の切断を余儀なくされてしまった男の子。両親とも空爆の犠牲になり、一人きりでベッドで痛みをこらえている子……。
言葉を失います。のどが詰まってしまいます。
いまや「アンガーマネージメント」といって怒りをコントロールする大切さがことさら強調されています。
わたしは生徒達には“怒りの正のエネルギー”について説くことがあります。怒りが力となって解放に向かうことがあると。怒るべき時は怒らなければならないと。暴力はもちろんダメ。しかし理不尽な行為に対しては心から怒ること、妥協してはならない、と。
こんな情けない総理に対しては憤怒をもって徹底的に抗議の声をあげなければなりません。
原爆、核兵器を使用すると言葉を発したその時点で、無条件的に、アメリカの顔色などうかがうことなく抗議するのが、世界で唯一の被爆国である日本の役目、いや義務だとはお思いになりませんか。
子どもを悲しませ、不幸に陥れるような政策や無責任な大人たちの言動に関して、許してはいけません。
大谷翔平選手をもち出すまでもなく、子どもたちにとって模倣の対象となるようなモデルがもっともっと現れてくることを祈って。
墨田区 東向島 学習塾 ウエル学院平野進学教室からのお便りでした。
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